アドビは、AIを活用したWeb動画編集機能「Project Blink」を発表。現在ベータ版を提供し、申し込みを受け付けている。

従来のドキュメンタリーの制作では、使えるコンテンツを選ぶためにビデオ編集ツールを使って映像素材をすべて再生して内容を確認しなければならず、同様に映画の編集でも、映画の台本に合致するセリフが収録されている部分を広範囲なフッテージから探し出す作業が必要であった。しかし、Project Blinkは、動画内の物体、人物、音、言葉を認識することで、従来よりも大幅に高速なコンテンツ編集を可能となり、通常なら数時間から数日間かかる作業をわずか数分に短縮することができるという。

映像素材からクリップを作成したい場合は、ユーザーが動画内で話す特定の言葉、写っているオブジェクトの種類、音、あるいはそこで起きている出来事を検索ワードとしてテキスト入力するだけで、動画から自動生成された書き起こし文またはト書きが表示され、使いたい部分を選択することができる。そしてAIがその部分を自動的に新しいクリップに変換するため、ユーザーはテキストを編集するように動画編集ができるようになるという。

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