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Blackmagic Designによると、ドキュメンタリー制作者、起業家、ユーチューバーのマット・ダヴェッラ氏が、編集、グレーディング、VFX、オーディオプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioを使用して、同名のYouTubeチャンネルのコンテンツを作成しているという。ダヴェッラ氏と、世界中に散らばっている彼のチームは、Blackmagic Cloudを使用することでリアルタイムのコラボレーションが可能となり、編集作業と、360万人のチャンネル登録者たちへの動画制作が効率化されたという。
ダヴェッラ氏は、2007年にYouTubeチャンネルを開始し、2017年にはフルタイムのコンテンツクリエーターとなった。ダヴェッラ氏はミニマリズム、自己啓発、生産性などに関するコンテンツを作成しており、自身のプラットフォームを通じて何百万人ものフォロワーを育成している。
シドニーとフィラデルフィアに拠点を持つダヴェッラ氏は、最近DaVinci Resolve Studioでの編集を標準化し、カナダやアメリカを拠点とするリモートエディターを含む、チームの成長に対応した。
ダヴェッラ氏は次のようにコメントしている。
ダヴェッラ氏:チームメンバーは、ひと月経たないうちにDaVinci Resolveに慣れました。私自身、 直感的な操作で簡単にセットアップができることに驚きましたね。
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ダヴェッラ氏とチームメンバーたちは、Blackmagic Cloudを使用することで同じプロジェクトで同時に作業ができるようになり、編集作業が効率化した。Blackmagic Proxy Generatorを使用してプロキシファイルを作成することで、オフラインのコンテンツを扱うことなく、シームレスにプロジェクトの編集作業を進められる。その後、チームはDaVinci Resolve Studioを使って、フッテージの検索および再リンクをワンクリックで簡単に行うことができる。
ダヴェッラ氏:全員が、同じようなファイルパスのローカルドライブで作業していますが、同じプロジェクトで同時にリモート作業が可能です。これが可能なのは、DaVinci Resolveのインテリジェントなメディア管理システムのおかげですね。
「I Use a Dumb Phone for 30 Days(30日間、イケてないスマホを使ってみた)」という最近の動画では、ダヴェッラ氏とチームメンバーは、Blackmagic Designのワークフローが編集作業の時間短縮に役立ったと特に評価している。
ダヴェッラ氏:このタイプの動画は編集が非常に難しいんです。インタビュー、Aロール、Vログ映像、Bロール、音楽、グラフィックなど、あらゆるフッテージが含まれているからです。しかし、自分で映像を撮影し、そのプロキシファイルをチームで共有してリモートアクセス可能にすることができました。
私がシドニーにいる間は、東海岸のチームメンバーがまず編集を始めます。そして次の日に私が起きて、彼らが作業を終えたところから開始します。
Blackmagic Cloudを使ったこのタッグにより、編集にかかる時間を大幅にスピードアップできました。それまでのやり方だと2週間かかっていたと思いますが、このビデオは4日で仕上げることができました。
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DaVinci Resolve Studioに移行する以前は、ダヴェッラ氏が動画の90%の編集作業を行っていたという。
ダヴェッラ氏:DaVinci Resolve Studioを導入する前は、作業スピードを落とさないワークフローを見つけることが大きな課題でした。以前はチーム内で、2つの異なる編集プラットフォームと、フィードバック用のサードパーティ製の動画共有サイトを使っていました。チーム内で変更に関して共有することが非常に難しかった上に、ひとつの動画で5~6つのバージョンで作業していたんです。ワークフローにイライラさせられるよりは、自分で全て編集した方が簡単でした。
DaVinci Resolve Studioのワークフローでは、チームメンバーたちとシームレスにコラボレーションできるので、動画を以前よりずっと速く制作して、より良い動画を出すことができるようになりました。まさにゲームチェンジャーと言えます!
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