230216_bmd_top

Blackmagic Designによると、オーストラリア人ユーチューバーのラモント・マクラウド氏の言語学習チャンネル「Days of French ‘n’ Swedish」が、編集、グレーディング、VFX、オーディオプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolveを使用しているという。

過去にプロの写真家として活躍していた同氏は、言語習得のコンテンツをより面白いものにするために独自のアプローチを取っており、DaVinci Resolveを使用して、短編ビデオのシリーズを作成している。「Days of French ‘n’ Swedish」は、外国語テレビ番組のレビューチャンネルとしてYouTubeに登場したが、世界各地の新しい言語を学ぶ人たちの間で人気となり、5万6千人を超えるチャンネル登録者が活発に利用している。

230216_bmd_01

マクラウド氏は次のようにコメントしている。

マクラウド氏:当初は、外国語のテレビ番組について話すチャンネルでした。あまり多くの人たちが語っていない分野だと感じたからです。しかし、私がフランス語とスウェーデン語を習得した方法について視聴者から多くの質問が寄せられたので、それに関するビデオを制作するようになりました。

2020年に最初の短編ビデオを作成し始めた時、あるエフェクトを使いたかったのですが、他のソフトウェアでは使用できませんでした。そこで、DaVinci Resolveを試しに使ってみたのですが、他と比較して、非常に多くのことが簡単にでき、他では使用できない機能も使うことができ大変驚きました。

唯一後悔している点は、もっと早くにResolveを使い始めていれば良かったということだけです。一度使用した後は、他のアプリケーションに戻ろうと考えたこともありませんでした。

多くの場合、ソフトウェアのカラー機能を若干ひねった使い方をする必要があるんですが、DaVinci Resolveではこれまでより早く希望通りのルックが得られると感じています。後になってから、Resolveは元々はカラーグレーディングのツールだと知ったのですが、カラーの機能が突出している理由はそこにあったのだと納得しました。

内蔵のタイトルとエフェクトもとても気に入っています。アニメートされたタイトルや、ダイナミックズームなどの機能が搭載されているおかげで多くの時間を節約できています。なぜBMWが古い日産車を運転するより良いかを聞くことに似ているかもしれません。何か明らかに大きな違いがある訳ではなく、小さな違いの総集が操作に影響を与えていると思います。

同氏は、定期的なビデオの編集にDaVinci Resolveを使用しているという。また、同ソフトウェアによりビデオのプロダクションバリューを上げることができ、これまでに教育的な短編ビデオもいくつか制作している。最も人気のあるビデオの一つが「When watching a foreign TV series goes VERY wrong(外国語テレビ鑑賞が思わぬ方向に進んだ時)」だ。

230216_bmd_02

マクラウド氏:この作品のアイデアを持っていたかどうかは覚えていません。気づいた時には、「ゼロ・グラビティ」の言語学習版パロディの脚本を書いていたからです。映画では多数のCGとグリーンバックを使用していますが、私のビデオでは全く使っていません。そういった違いはありますが、「ゼロ・グラビティ」では3秒間のショットを思い通りに仕上げるために、多大なる努力と時間を費やしていたことを知り、それに刺激されてこのビデオを制作しました。

最初の短編を撮影する数週間前に、映像撮影における照明について学びました。それ以来、言い訳を探しては短編を制作しようとしています。いつか新たな短編を制作することができたら、撮影と学習の対比に関する作品を作りたいですね。

230216_bmd_03