オーストラリアのマイクロフォンメーカーRODEは、スタジオマイク「NT1」の第5世代モデルを2023年3月23日に発売する。メーカー希望小売価格は税込46,200円。
NT1は、1991年に発売されたRODE初のスタジオマイクで、 累計600万台以上の販売実績を誇り、あたかかくシルキーなサウンドと高い汎用性から世界中で人気を博した。 第5世代モデルでは、そのサウンドシグネチャーを継承しつつも、最先端の技術を取り入れている。
デュアルコネクト出力
XLR端子とUSB-C 端子の両方を搭載したデュアルコネクト出力 (特許出願中) により、従来のオーディオインターフェースやミキサーへのアナログ接続に加え、USBを介して直接コンピュータへの接続もでき、 あらゆるワークフローに組み込むことができる。 1台のPCに最大8台のNT1(第5世代)を接続することができ、 マルチトラック録音が可能。
32bit float対応
ラージダイアフラムコンデンサーマイクとして世界初の32bit floatデジタル出力を搭載し、ウィスパーボイスからスクリー ムまで、 あるいは静かなギターの響きから力強いドラム音まで、ゲインの設定を心配することなく録音できる。また、 超低ノイズ・ハイゲインのRevolution PreampTMM、192kHzまで対応したA/Dコンバーターを搭載することで、単なるスタジオマイクには留まらない、強力なデジタルオーディオソリューションを提供する。
4dBAのセルフノイズを実現
回路設計を見直すことで、 コンデンサーマイクとしては非常に低い4dBAのセルフノイズを実現。 また、142db SPLと高い最大入力音圧、さまざまな音源に対応する周波数特性を有し、ボーカルやスピーチ、ギター、ドラム、 ピアノまで、どんなレコーディングでも優れたパフォーマンスを発揮するという。
精密に設計されたHF6マイクカプセルを内部のショックマウントにより保護することで、外部からの不要な振動をカットし、録りたい音をクリアに収音できる。
「APHEX」音声処理搭載
強力な内蔵DSPによる APHEXオーディオプロセッシングにより、コンプレッサー、 ハイパスフィルター、ノイズ除去をはじめとしたエフェクトに加え、APHEX Aural ExciterとBig Bottomも使用できる。 無料アプリ「RØDE Connect」「RØDE Central」内のVoxLabTMTMエディターを使うことで、手軽に直感的な設定が可能で、各パラメーターごとの細かい調整もできる。
「NT1」第5世代モデルは、シルバーとブラックの2色展開。マイクスタンドからの振動をカットするショックマウント、息の吹き込みなどによるポップノイズを防ぐポップフィルターのほか、XLRケーブルとUSBケーブルも同梱している。