アストロデザイン株式会社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下:NICT)総合テストベッド研究開発推進センターが主催し、2023年2月に行われた「超高精細映像を用いた広域映像配信実証実験」に参加。本実験は、NICTと産学官約70組織がそれぞれ技術や人材、機材を持ち寄り、札幌・東京・大阪・沖縄などの複数拠点を結んで実施された。

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アストロデザイン参加実験の概要

今回の実験では、ウィズコロナ時代の映像制作、ネットワーク運用技術といった課題を継承しつつ、超高精細映像を用いた広域映像配信について超高速ネットワークや最新の技術や規格を取り入れて高度化する実証実験を行った。

  • 日程:2023年2月5日(日)~10日(金)
  • 拠点:札幌-第73回さっぽろ雪まつり会場 雪のHTB広場
    大阪-グランフロント大阪 北館3F 『The Lab.』アクティブラボ
    東京-秋葉原UDX
  • 使用機材:8K IPゲートウェイ IG-5114
    8Kプロジェクタ INSIGHT Laser 37000 8K
    インターフェースアダプタ IA-1567
    8Kクロスコンバータ SC-8229、SC-8219他

札幌雪まつり会場で、学校法人幾徳学園 神奈川工科大学が撮影した大雪像の8K3D映像を非圧縮でSMPTE ST 2110準拠の信号に変換し、大阪へIP伝送。2月5日(日)・6日(月)の2日間にわたり、8K3Dパブリックビューイングを実施。パブリックビューイングは一般公開され、家族連れや学生、映像伝送に関心の高い企業や大学の関係者など多くの人が訪れた。また東京へもマルチキャスト伝送を行い、8K映像(2D)を受信・表示した。