パナソニック コネクト株式会社は、屋外対応4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UR100」を、2023年度第2四半期に発売する。また、2023年4月16日~19日の4日間にわたりアメリカ・ラスベガスで開催される「NAB SHOW 2023」にも展示予定だとしている。

AW-UR100は、4K60Pに対応した撮影性能とD.I.S.S.(Dynamic Image Stabilizing System)を搭載し、大型スタジアムのような大規模な会場でも高精度な撮影ができるインテグレーテッドカメラ。沿岸地域の空港・倉庫 街や大型船からの映像撮影、豪雪や台風時のライブ中継など、厳しい屋外の環境に耐えうる堅牢性も保持するため、あらゆるリスクが考えられる屋外での映像撮影の可能性を拡大するという。

高精度な屋外映像撮影

水平74.1°の広角レンズ搭載で広範な撮影範囲を確保するほか、4K60Pに対応し、24倍の光学ズーム、10倍のデジタルズームも可能。大きなスタジアムや音楽フェスなど大規模な会場で様々なアングルから撮影を行う際も、ハイライトシーンをしっかり狙うことができる。

光学式画揺れ補正(O.I.S.)、電子式ROLL補正(E.I.S.)、パンチルト式画揺れ補正(D.I.S.S.:Dynamic Image Stabilizing System)の3つの揺れ補正の搭載により画揺れのリスクも軽減。設置環境を問わずに高精度な映像撮影が可能となる。

過酷な環境に耐えうる堅牢性

空港や海沿いの倉庫街、大型船など塩害の影響を受けやすい環境や、雨・風・雪・紫外線の影響を受けやすい撮影環境にも耐えることができる。黄砂や飛砂を防ぐ密閉性も担保し、-15℃の極寒環境でも暖めることで着霜・着氷・結露を防止するデフロスターや、レンズ部をクリアに保つワイパーを搭載。

防水防塵試験や塩害噴霧試験など、屋外でのあらゆる使用環境を想定した様々な証実験を実施し、気候や環境の影響を受けずに撮影し続けられる確かな堅牢性を実現した。

豊富なIF/IPによる柔軟性

屋外での映像撮影の多様化に伴い、AW-UR100は、3G-SDI、12G-SDI、 Fiberなど主要なベースバンド伝送に対応できる映像伝送IFを搭載。NDIやSRTなどの多様なIPプロトコルのほか、FreeDにも対応しているので、AR/VRシステムの構築も可能。

撮影環境や既存の映像制作システムに合わせられる柔軟性があり、録画・編集・配信など設置環境や目的に合わせて幅広く活躍し、屋外で撮影した映像の表現や活用の幅を一層拡大するとしている。

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