平和精機工業株式会社は、電動ペデスタルシステムの新製品「LX-ePed」「LX-ePed Studio」を2023年4月に発売する。ラインナップと希望小売価格は以下の通り。
- LX-ePed(グランドスプレッダータイプ):税込489,500円
- LX-ePed Studio(ドリータイプ):税込506,000円
- VM-12V(Vマウントバッテリー対応の給電アダプター):税込49,500円
同製品は、有線リモコンで遠隔操作できるPTZカメラ用電動ペデスタル。耐荷重は最大10㎏で、ほとんどのPTZカメラを載せることが可能。よりシンプルなグランドスプレッダータイプと移動に便利なドリータイプの2つのモデルから選べるという。
LX-ePed、LX-ePed Studioの特徴は以下の通り。
- 遠隔操作の電動昇降
- 無段階速度調整
- 信頼性の高い有線システム Wi-FiやBluetoothを使わず有線で完結するため、電波干渉の心配はなく撮影に集中できる。また、リモコンはPoE給電されるので、別途電源につないだり、充電作業を省ける
- Vマウントバッテリー駆動(オプション)
- 1/4″、3/8″ネジのフラットベース機材対応
- ビデオヘッドも取り付け可能
- コンパクト設計
- ハイアングル撮影
- 利便性を高めるアクセサリーポート
- 手を挟まない安全仕様
- 水準器装備
LX-ePedは遠隔操作でPTZカメラの高さ調整が可能。パン、ティルト、ズームに昇降機能が加わることで、画角のバリエーションが増え、スタジオ内でのセッティングを楽にできる
昇降速度はリモコンのレバーの傾け角度で調整でき、細かな位置調整も簡単に可能
オプションの「VM-12V」を使用することで、Vマウントバッテリーから製品全体に給電が可能。電源のない撮影現場でも使用できる
付属の「BL-F」フラットベースアダプターは1/4″、3/8″ネジが付いており、PTZカメラ以外の様々な機材にも対応する
「BL-F」を取り外せば、100mmボールのビデオヘッドを取り付けられ、さらに別売りのアダプターリング「AD-75」を使用すれば75mmボールのビデオヘッドも取り付け可能
ペデスタルとドリー/スプレッダーに分解でき、それぞれが折りたためる構造を実現。本体は10.3kgの軽量コンパクト設計で、運搬時に別売りのケース「RC-80」に収納可能
LX-ePedは最高247cm、LX-ePed Studioは最高261cmの高さがあり、ダイナミックなハイアングル撮影を実現
三脚のベース部分には、1/4″ネジ穴1個、3/8″ネジ穴1個がセットとなったアクセサリーポートが2ヵ所配置されている
安全性に配慮し、電動コラムは下げたときに手を挟まない設計を実現
ヘッド取付台のベース部に水準器が埋め込まれており、水平を確認しながらセッティングが可能