ソニー「Camera Remote SDK」新バージョン公開メイン写真

新たに対応したフルサイズミラーレス一眼カメラ「VLOGCAMTM ZV-E1」

ソニーは、リモートによるソニー製デジタルカメラの操作・設定変更が可能になるソフトウェアの開発キット「Camera Remote SDK」の新バージョン(Version 1.08)を公開した。同社Webサイトより無償でダウンロード可能。

Version 1.08では新たに以下の対応機種に拡大し、ソニー製デジタルカメラユーザーへより効率的なワークフローの提供/支援、Eコマースや点検・調査、リモート動画撮影などに活用できるという。

主なアップデート内容は以下の通り。

  • 新たにフルサイズミラーレス一眼カメラ「VLOGCAMTM ZV-E1」に対応
  • 設定/撮影/ファイル転送の繰り返し撮影において、処理速度を約20%短縮し、ワークフローの効率化に貢献する

  • 新たに電気信号によるシャッタートリガーとリモートでの電源オン/オフに対応
  • ピクチャープロファイル設定やタイムコード(TC)/ユーザービット(UB)設定など動画機能/操作のリモートでのメニュー設定に対応。動画撮影時のスムーズなワークフローの提供を実現
  • カメラ内の「温度上昇警告」を通知が可能になる。システムを組む場合に温度上昇によるカメラへの冷却などの対策が可能になる

「Camera Remote SDK」を利用すると、リモートからカメラ設定の変更やシャッターレリーズ、フレーミング、フォーカスなどのライブビューモニタリングといった操作ができるソフトウェアの開発が可能になるという。

これにより、ユーザーが構築した各種システムにソニー製デジタルカメラを組み込むことができ、Eコマースや公共機関、メディカル、教育など幅広い領域で、最先端のコンテンツ制作や点検・調査等の用途に合わせて活用できるとしている。