ライカ 、Xiaomiと共同開発の「Xiaomi 13 Ultra 」発表

ライカカメラ社(以下:ライカ)は、Xiaomiと共同開発したXiaomi 13シリーズのフラッグシップモデル「Xiaomi 13 Ultra」を発表した。Xiaomi 13 Ultraは、中国では2023年4月21日から、中国以外の地域では今後数ヶ月のうちに発売される予定。

ライカ 、Xiaomiと共同開発の「Xiaomi 13 Ultra 」発表
ライカ 、Xiaomiと共同開発の「Xiaomi 13 Ultra 」発表

Xiaomi 13 Ultraは、シリーズの新たなフラッグシップとして、クアッドカメラシステム、可変絞り1インチメインカメラ、ライカ ズミクロンレンズを搭載。ライカMシリーズのレンズからインスピレーションを得たXiaomi 13 Ultraは、コンパクトサイズ、大口径、高い描写性能、信頼性、耐久性という特徴を備えているという。

Leica Camera AG モバイルビジネスユニット副社長のマリウス・エシュヴァイラー氏は、次のようにコメントしている。

エシュヴァイラー氏:「完璧なレンズ」とは、大口径でコンパクト、そして焦点距離の全領域で高い描写力を持つことだと考えています。両チームのたゆまぬ努力のおかげで、ついに、ユーザーは携帯電話でこの素晴らしい体験を楽しむことができるようになりました。Xiaomi 13 Ultraは、まさにシリーズのフラッグシップと呼ぶにふさわしい素晴らしいデバイスであり、モバイル写真の分野に感嘆符を打ち込むことになるでしょう。モバイルイメージングにおける我々の戦略的協力関係の次の段階を祝うことができ、非常に嬉しく思っています。今後の研究開発計画の強化を楽しみにしています。

Xiaomi 13 Ultraは、ライカ光学レンズを搭載したクアッドカメラシステムを搭載。前モデルのXiaomi 12 Ultraと比較して、超広角カメラの視野が12mm相当の焦点距離までさらに拡大され、歪みが極限まで低減されたことで、撮影者は与えられたシーンをさらに高画質で捉えることができる。また、120mmテレカメラの開口部を大幅に拡大し、高倍率撮影時の低照度性能を向上させたほか、75mmテレカメラの搭載により、ライカらしいポートレート撮影が可能。4つのカメラで、焦点距離12mm相当から120mm相当までのズームレンジをカバーし、かつてないスムーズな操作感を実現した。

Xiaomi 13 Ultraのメインカメラは、1インチのIMX989センサーと新しい物理絞りを搭載し、F1.9とF4.0の2段絞り切り替えを実現し、光と深度のコントロールが可能となった。Xiaomi 13 Ultraは、1インチのメインカメラセンサーに加え、可変絞りのハードウェア機能をベースに、ストリートフォトグラファーがよく使う「超焦点距離」の撮影方法から着想を得た新しい「Fastshotモード」を導入。同機能によりフォーカスポイントを手動で設定でき、フォーカスフリーのスナップショットが撮影可能となる。Xiaomiの画像処理エンジンの高速化により、スマートフォンのカメラの電源が入り、その瞬間を捉えるまでにかかる時間はわずか0.8s。この撮影スタイルは、ライカMシステムのユニークな設計と操作方法によって実現した。

Xiaomi 12S UltraやXiaomi 13シリーズと同様に、ユーザーは「Leica Authentic Look」と「Leica Vibrant Look」という2つの異なるイメージプロファイルの選択が可能。特にライカファンには、ライカが特別に開発したAuthentic Lookが喜ばれ、その他のユーザーも、象徴的な「Leica Image Look」のスマートフォン画像が楽しめるという。

Authentic Lookはライカイメージのエキスパートが、審美的で自然な色再現、よく描かれた陰影、リアルな局所コントラスト、優れた細部の再現に焦点を当て、適度なシャープネスをかけたルックに設計されたという。また、画像の中央と四隅の光量落ちを最小限に抑えるために周辺減光補正を行い、ライカ ズミクロンレンズで撮影された写真らしい表情を実現した。

Leica Vibrant Lookは、Xiaomiとライカが共同で開発。Xiaomiのスマートフォン撮影のノウハウとライカの特徴的な画像美学を融合させ、写真家が鮮明かつリアルな色の世界で瞬間の感動を完璧に捉えることを可能にするという。

Xiaomi Imaging Engineのサポートにより、Xiaomi 13 SeriesはXiaomiフラッグシップデバイスの中で最も強力なコンピュテーショナルフォトグラフィー能力を装備。その強力な動作効率と拡張性に基づき、並列コンピューティングパイプラインを活用してRAWレベルのコンピュテーショナルフォトグラフィーをサポートし、撮影速度を大幅に向上させるだけでなく、異種グラフィックス処理能力を活用してXiaomi ProFocusを実現できるという。また、Xiaomi 13シリーズは、プロのフォトグラファーに大きな創造的自由を提供する。カメラアプリのプロフェッショナルモードでは、撮影パラメーターを手動で調整でき、Adobe Labsでキャリブレーションされた10ビットRAWフォーマットの写真や、4K 10ビットDolby Vision HDRビデオ、4KビットLOGビデオの撮影をサポートする。

ライカ 、Xiaomiと共同開発の「Xiaomi 13 Ultra 」発表
ライカ 、Xiaomiと共同開発の「Xiaomi 13 Ultra 」発表