コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門によると、2023年のカンヌ国際映画祭にコダックフィルムで撮影された30本が正式招待された。
その30本には、パルムドールを競う4作品のほか、ある視点部門に3作品、監督週間と批評家週間の10作品が含まれている。
マイウェン監督の「Jean du Barry」、サム・レビンソン監督の「The Idol」、マーティン・スコセッシ監督の「Killers of the Flowers Moon」、スティーブ・マックイーン監督の「The Occupied City」などアウト・オブ・コンペティションの4作品は、コダックの35mmフィルムで撮影されている。
コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門グローバル マネージング ディレクター、ヴァネッサ・ベンデッティ氏は次のようにコメントしている。
ベンデッティ氏:2023年カンヌ国際映画祭に作品が選出された映画製作者の皆さん、おめでとうございます。今年の映画祭でこれほど多くのフィルム撮影作品が上映され競い合うということは、フィルムというメディアとそれを使って創作する映画作家たちの本質的な価値を否定できない形で証明しています。コダックは、映像作家たちの芸術的ビジョンをフィルム上で実現させるお手伝いができることをとても光栄に思っています。
2023年 カンヌ国際映画祭のコダックフィルム撮影作品
コンペティション部門
- 「Jeanne du Barry」(原題) 監督:マイウェン-35mm
※オープニング作品、アウト・オブ・コンペティション - 「Kuolleet lehdet (Fallen Leaves)」(原題) 監督:アキ・カウリスマキ-35mm
- 「アステロイド・シティ」(2023年9月1日公開) 監督:ウェス・アンダーソン-35mm
- 「La Chimera」(原題) 監督:アリーチェ・ロルバケル-16mm/35mm
- 「The Old Oak」(原題) 監督:ケン・ローチ-35mm
ある視点部門
- 「Simple Comme Sylvain (The Nature of Love)」(原題) 監督:モニア・ショクリ-35mm
- 「Crowrã (The Buriti Flower)」(原題) 監督:ジョアン・サラビサ/ラネ・ネーデル・メソラ-16mm
- 「Only the River Flows」(原題) 監督:ウェイ・シュージュン-16mm
アウト・オブ・コンペティション
- 「The Idol」(原題) 監督:サム・レビンソン-35mm
- 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(2023年10月6日公開) 監督:マーティン・スコセッシ-35mm
スペシャル・スクリーニング
- 「Occupied City」(原題) 監督:スティーブ・マックイーン-35mm
プレミア
- 「L’amour et les forêts (Love and Forests)」(原題) 監督:ヴァレリー・ドンゼッリ-16mm
- 「Cerrar Los Ojos (Close Your Eyes)」(原題) 監督:ビクトル・エリセ-16mm
- 「Eureka」(原題) 監督:リサンドロ・アロンソ-35mm
監督週間-長編部門
- 「Conann (She is Conann)」(原題) 監督:ベルトラン・マンディコ-35mm
- 「Légua」(原題) 監督:フィリパ・レイス/ジョアン・ミラー・ゲラ-16mm
- 「Riddle of Fire (Conte de Feu)」(原題) 監督:ウェストン・ラズーリ-16mm
- 「The Sweet East」(原題) 監督:ショーン・プリンス・ウィリアムズ-16mm
監督週間-短編部門
- 「Il Compleanno Di Enrico (The Birthday Party)」(原題) 監督:フランチェスコ・ソッサイ-16mm
- 「J’ai vu le Visage du Diable (I Saw the Face of the Devil)」(原題) 監督:ジュリア・コワルスキー-16mm
- 「Lemon Tree」(原題) 監督:レイチェル・ウォルデン-16mm
- 「The Red Sea Makes Me Wanna Cry」(原題) 監督:ファリス・アルルジョブ-16mm
国際批評家週間-長編部門
- 「Lost Country」(原題) 監督:ウラジミール・ペリシッチ-16mm
国際批評家週間-短編部門
- 「Contadores」(原題) 監督:イラティ・ゴロスティデス・アギレッテクス-16mm
ACID部門-長編部門
- 「The Sea and its Waves」(原題) 監督:リアーナ&ルノー-16mm
オフィシャル・セレクション-短編部門
- 「Tits」(原題) 監督:アイヴィン・ランズヴィーク-16mm
- 「Aunque es de Noche」(原題) 監督:ギレルモ・ガルシア・ロペス-16mm
シネフ・セレクション
- 「Killing Boris Johnson」(原題) 監督:ムサ・アルダーソン・クラーク-35mm
- 「Trenc d’Alba」(原題) 監督:アンナ・ルラルゲス-スーパー8
カタログ・マルシェ
- 「Under the Open Sky」(原題) 監督:パベル・ブリャーク-16mm