NANLUX、「Evoke 900C」発売メイン写真

VANLINKSは、940Wの高出力フルカラーLEDライト NANLUX Evokeシリーズ 「Evoke 900C」を発売した。同社オンラインストアの希望小売価格は税込726,000円。

Evoke 900Cは、フルカラーでありながら940Wの高出力を実現。RGBLACの混色技術とArt-Net/sACN制御の搭載により、従来の照明利用シーンだけでなく、バーチャルプロダクションにも適合。シーンに合わせたリアルな照明演出を提供できるという。

NANLUX、「Evoke 900C」発売説明写真

RGBに加えてL(ライム)A(アンバー)C(シアン)の6色混色技術を搭載。より精密な調色ができると共に、CCT範囲も1800K-20000Kと広範囲にわたって演出が可能。また、G/M調整も+-200の範囲で可能なため、グリーンマゼンタの色被りに対応可能としている。

NANLUX、「Evoke 900C」発売メイン写真

Advanced HSI mode/RGBW Mode/XY Coordinates/GEL Modeの4つのカラーモードを搭載。Advanced HSI modeでは、光の強度、色相、彩度に加えて白色点の色温度を自由に調整でき、より高度なカスタマイズを実現。XY座標では、CIE1931色の選択された色域のXY座標を調整することで、正確な色制御が可能。

GEL modeでは、従来のGELをベースに、151種類のGELを備え、より便利に色や雰囲気を表現可能。多彩な5つの照明モードを現場ごとに活用することで、精密な色の調整ができるという。

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オンボードでの操作をはじめ、有線ではDMX/RDMやArt-Net/sACN、無線では専用アプリ「NANLINK」のほかLumenRadio CRMXにも対応。特に、ネット回線によるLANポートのArt-Net/sACN制御が可能になり、従来のDMX制御で課題となっていたケーブルの長さ不足や無線制御時の混線などを防ぎ、はるかに長い信号伝送距離と、信号減衰の影響を受けずに、複数のユニバースをより便利に制御が可能。

さらに、DMXモードと一致するUnreal Engineの照明システムにスムーズに組み込むことができ、仮想環境の変化にリアルタイムで正しく適合させることができるという。

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