![Prolycht、リアルタイムカラーサンプリング・コントロールシステム「ImageTrack RT」発表。Accsoon社との技術提携[Cine Gear Expo]](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2023/05/6961db28783bfce4e240cd92bd040a3a.jpg)
2023年6月1日~4日にハリウッドで開催のCine Gear Expoで、ProlychtとAccsoonは、Prolychtの無料iOS照明コントロールアプリChroma Linkに統合されたリアルタイムカラーサンプリング・コントロールシステム「ImageTrack RT」を発表する。
ImageTrack RTによって、AccsoonのSeeMo Pro SDIまたはSeeMo HDMI iOSアダプターを介して、カメラからのSDIまたはHDMI信号をアプリで「見る」ことが可能となった。接続されたProlycht Orion RGBACL LEDライトのカラー出力は、光源やオブジェクトの色に正確にマッチングまたはトラッキングされ、カメラで見たとおりの色を実現する。
ImageTrack RT機能は、ProlychtとAccsoonの技術提携により実現したもので、よりスマートな照明制御への大きな一歩となるという。Chroma Linkアプリで画像を「見る」ことができれば、カラーピッカーツールを使って1回限りの設定で色を合わせることもでき、画像の割り当てられたポイントを使用して、急速に変化するダイナミックな照明を映し出すリアルタイムトラッキングに設定することも可能。
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ImageTrack RTの使用例
単純なレベルでは、Prolycht/Accsoonシステムは、カメラがサンプリング時に「見ている」画像から一致する静的な色を選択するために使用できる。同システムは、iPhoneやiPadの内蔵カメラに依存するよりも精度が高く、シーンに対する別の角度や別の色処理を行うことが可能。典型的な使用例としては、撮影中に変化する太陽光の色に正確に合わせるために、Orionライトの色温度出力を調整することが考えられる。
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また、ImageTrack RTシステムは、急速に変化する色を追跡するために使用できる。バーチャルプロダクションのセットアップで、バーチャルな背景やプレート上の色の変化を素早く追跡するためにライトを作るのが複雑な場合に、特に有用だという。典型的な例としては、夜間に車が走行する際に通過する街灯やネオンショップの看板を素早く模倣することが挙げられる。
仕組み
ImageTrack RTは、Chroma Linkアプリの既存の機能である、iPhoneやiPadのカメラ画像を利用したカラーマッチングに代わる方法だという。
画面上の小、中、大のいずれかの大きさの領域をサンプル領域として選択。次に、選択した領域を画像の所望の部分の上に配置し、読み取りを実行。サンプリングされた色は、アプリによってOrionライトに送信され、プリセットとして保存して後で呼び出すことも可能。
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フルタイムトラッキングでは、画像上のトラッキングしたいポイントを最大8つまで選択し、それぞれに異なるOrion LEDライト(またはライトグループ)を割り当てできる。それぞれのライトの強さは個別に設定可能。
RBGACLライトの優位性
ProlychtのHyperlight RGBACL LEDエンジンは、レッド、グリーン、ブルー、アンバー、シアン、ライムのエミッターの光出力をミックスし、広いスペクトルで正確な色を作り出すという。白色発光体を使用する競合のRGBWシステムよりも、高い彩度と強度を実現している。そのため、被写体やエリアから少し離れた場所で高輝度のカラーライトを必要とするバーチャルプロダクションで使用する際に、大きなメリットとなるという。
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Hyperlightカラーエンジンは、ProlychtのLEDスポットライトOrion 675 FSと300 FS、そしてカラーフィクスチャーdedolight neoで使用されている。3つのフィクスチャーはすべてChroma Linkアプリで制御でき、Imagetrack RTで動作する。
ImageTrack RTは、Cine Gear ExpoのProlychtブース(ブース番号:S1408)で展示され、アプリストアを通じてパブリックベータ版としてすぐにリリース予定。
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