株式会社朋栄は、2023年7月12〜13日の2日間にわたって開催される「第8回関西放送機器展」に出展する(ブースNo.A-37)。
同社ブースでは、放送局内と連携しながらクラウド上でテロップ制作を可能にするVWS on ceacaa、クラウド上で編集作業が可能なNLE on ceacaa、Vizrt GroupのIP伝送プロトコルNDIに対応する小型ビデオスイッチャーHVS-190S、簡単な操作で映像や静止画、音声を再生できるイベントプレイヤーIEP-500、StarLink衛星通信を活用可能なカナダDejero社の最新モバイルトランスミッターEnGo 3、関連会社のビジュアル・グラフィックス株式会社が取り扱うオリジナルHD編集端末パッケージMPCV-WSなど、最新製品/ソリューションを出展する。
主な展示製品
クラウドコンソール「ceacaa」(新製品)
ceacaaは、テロップ制作や編集作業をクラウド上で行うための「コンソール機能」を提供する。暗号化、ユーザー認証、セキュアなデータ送受信による安全性を担保しながら、高速画面転送技術により放送局内/局外を問わず安心して運用できるクラウド環境を実現する。
- VWS on ceacaa:全国の放送局で広く活用されているキャラクタージェネレーターVWSシステムと連携、共存しながらテロップ制作を行えるクラウドテロップ制作環境VWS on ceacaa。局内VWS端末と同じインターフェースで、オンプレミス/クラウドを問わず同じ操作性を確保
- NLE on ceacaa:クラウドコンソールceacaa上で、Adobe®Premiere ProまたはEDIUS Cloud(近日対応予定)を使用したノンリニア編集作業が可能。VWS on ceacaaと連携し、クラウド上でVWS on ceacaaからテロップを受け取りながら、編集を継続できる。ソニーの映像素材伝送ソリューションC3 Portalと連携し、ライブ映像をNLE on ceacaaで追いかけ編集するためのC3 Portal with ceacaaクラウドアプリも紹介する。
遠隔編集サービス
遠隔編集サービスは、朋栄がNTT西日本グループ(NTT西日本/NTTビジネスソリューションズ/エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト)と共同で展開。編集者は、NTT西日本グループが展開するデータセンター上の編集サーバーにリモート接続し、遠隔地から高精細な ビデオを確認しながら映像編集ができる。
小型1M/Eビデオスイッチャー「HVS-190」シリーズ(新製品)
本体とコントロールパネルの組み合わせとなるHVS-190Sと、コントロールパネル一体型のHVS-190Iの2モデル構成で展開。ブースではHVS-190Sを展示する。全入力にフレームシンクロナイザーを搭載し、オプションのHVS-NIFカードを挿入することでNDIプロトコルを活用したIP入出力が可能で、SDI/IP混在での運用に対応する。
5G/LTE・StarLink対応モバイルトランスミッター「Dejero EnGo 3」(新製品)
カナダDejero社の5G/LTEのSIM 3枚を使用して帯域を拡大し、高品質な映像を安定して転送可能なトランスミッター。LAN回線、Wi-Fi接続、StarLink衛星接続の併用もできる。Gateway モードを搭載しており、最大500Mbpsの速度を実現する高帯域ワイヤレスインターネットアクセスを使用して、イベント会場や取材現場などからの映像伝送のほか、インターネットアクセス環境としても利用可能。
イベントプレイヤー「IEP-500」
株式会社アイ・ビー・イーの「素早く、簡単に、誰でも」映像・静止画・音声の送出が可能なイベントプレイヤー。クリップとして登録した素材ファイルのサムネイルをクリックするだけで送出が可能。再生範囲の設定や複数のクリップを連続再生するプレイリストの登録、設定した時刻に再生するスケジュール機能なども搭載している。放送用途はもちろん、スタジアムやイベントでの会場内への送出やオンラインセミナーなど、幅広く活用できる。
ノンリニア編集機「MPCV-WS」
ビジュアル・グラフィックス株式会社のAdobe Premiere Pro CCをホストアプリケーションとしてクリエイターが求めるリアルな「性能」と「費用対効果」を実現するVGIオリジナルのHD編集端末パッケージ。高負荷環境でも安定して動作するパーツを選定し、モニタリング環境に合わせたVideo I/Oを組み合わせた編集機を構築する。アプリケーションおよびドライバーソフトウェアを、編集に最適な状態に設定しています。オンプレミスのディスク環境や、クラウドストレージ、メディア共有サーバーなど、さまざまなストレージと組み合わせて使用可能。