CINEMA EOSカメラ・ファームウエアアップデートメイン写真

キヤノンは、「EOS R5 C」のファームウェアのアップデートを2023年6月22日より開始する。以前、2023年6月下旬公開予定としていたもの。EOS R5 Cに関しては、計14項目のファームウエアアップデートを予定している。

Video/Photo切り替え時間短縮

VideoからPhotoの切り替えを約70%、PhotoからVideoの切り替えを約40%短縮。

AF性能の向上

追尾枠が可変になる。被写体サイズを把握し、コントラストがある部分の測距結果を使うことで、合焦確度が高くなる。

顔を検出せずとも、頭部検出が可能。そのため、最初から後ろ向きの人物やヘルメット、サングラスなど顔検出しにくい被写体でも検出・追従が可能。

省電力モード追加

デフォルト設定の4K60pで、撮影可能時間が約30%増加するという(4096×2160、59.94p、810Mbps、LP-E6NH、RF50mm F1.2 L USM使用時)。ただし、RAW、8K MP4、4K XF-AVC(Intra)のSlow&Fast、LCD/VF輝度、HDRアシスト、外部とのUSB/ネットワーク通信、カメラからアクセサリーへの給電の機能が使用できない制限がある。

WFM(波形モニター)表示サイズ・透過度設定対応

キヤノン、「EOS R5 C」ファームウェアアップデート公開日決定説明画像
WFM(波形モニター)の表示設定を改善。左は2倍拡大。右は標準サイズ

ファームアップ予定項目

EOS R5 C新ファーム:2023年6月22日10時より公開
EOS C70、C300 Mark III、C500 Mark II新ファーム:2023年7月下旬公開予定

ファームアップ項目 R5 C C70 C300 Mark III
C500 Mark II
備考
キヤノンレンズへの対応
8K MP4収録時のマグニファイ(2 倍) RAWは8Kでも従来相当
(x2,x5,x10)のMag可能
8K RAW収録時、VR 動画収録時の左右切替
Video/Photoモードの切り替え時間短縮
省電力モードの追加
クリアスキャン分解能拡大
(フリッカー対応)
デジタルテレコン
(1.5×/2.0×/2.5×/3.0×)
WFM(波形モニター)表示サイズ・透過度対応
SDI-Out端子の機能拡充
AF性能の向上
Canon 709/CMT 709対応
Custom PictureのWhite BalanceにG Gain追加
オーディオメーター 4CH表示
コントロールリング/ダイヤルで顔選択
EOS R5 ファームアップキャッチアップ 23年3月FUP分まで。
R5 C非対応項目(IBIS等)は対象外