Blackmagic Designによると、グラミー賞受賞歴を持つシンガー、サマラ・ジョイが、クレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラと共同で、ユネス&ソラヤ・ナザリアン・センター(The Soraya)で行ったコンサートのライブ配信に、Blackmagic Studio Camera 6K Proが使用されたという。ロサンゼルスで素晴らしい公演を開催することで知られるThe Sorayaは、ライブ配信に取り組むことで、世界中のオーディエンスにその扉を開いてきた。今回、独立映像制作者であるフィル・プリチャード氏が、同会場の活気あるコンサートにマッチするダイナミックな映像の作成を請け負った。
グラミー賞を受賞したばかりのサマラ・ジョイは、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校のキャンパス内にあるThe Sorayaの1,700席のシアターを埋め、さらに追加で1,200人のオンライン登録者にもコンサートを届けた。ライブ配信は、12台のBlackmagic Designカメラによって撮影された。2台のBlackmagic Studio Camera 6K Proがステージの両側に設置され、被写体の動きを近くで捉えた。さらにステージ周辺に設置された3台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kデジタルフィルムカメラはカメラマンが操作し、6台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラは、19人編成オーケストラの様々な楽器奏者にフォーカスして静止画を撮影した。もう1台のPocket Cinema Camera 4Kは、コンサート前のジョイの独占インタビューの撮影に使用され、この映像は自宅で視聴している視聴者に届けられた。 カメラの映像は2台のATEM Mini Extreme ISOライブプロダクションスイッチャーに送信され、Blackmagic Web Presenter 4K配信ソリューションでライブ配信された。また、2台のBlackmagic Video Assist 7" 12G HDRモニター/レコーダーが、カメラマンにカメラフィードを送信するために使用され、予め収録しておいた映像広告やスティンガーをライブ配信に追加するためにHyperDeck Studio HD Plus放送デッキが使用された。
ライブ配信は、ロサンゼルスに拠点を置くイギリス人俳優であり映像制作者であるプリチャード氏と、映像制作者から成る彼のチームが主導。カメラの前や後ろで培った豊富な経験を活かして、ライブ配信を行うだけでなく、シネマライクなライブプロダクションを作成した。
Blackmagic Studio Camera 6K Proのセンサーと第5世代カラーサイエンスは、シネマライクなライブプロダクション用に設計されており、高品質でシネマライクなイメージが得られる。今回のコンサートでは、カメラにBlackmagic Zoom DemandおよびBlackmagic Focus Demandを取り付けた。ズームインやズームアウトが簡単にできるため、ダイナミックなカメラアングルやショットを見つけることができたという。
独立映画制作者、そしてストーリーテラーとして、私たちはBlackmagic Design製品を使い慣れています。そして、映像制作プロジェクトで使用したBlackmagic Designのカメラも揃っています。パンデミックが発生した時、私たちはこの知識を有効に活用し、遠隔地で外出できない観客のために高品質のライブ配信を行いたいと考えていたThe Sorayaのような会場と協力することにしました。また、Pocket Cinema Cameraのラインにライブ配信機能が実装され、これらのカメラはATEMスイッチャーとシームレスに動作するため、簡単に移行できました。
今回のようなプロジェクトでは、Blackmagic Studio Camera 6K Proを追加して、よりプロフェッショナルな配信を実現できました。また、すべての製品が同じ直感的なエコシステムの一部であるため、チームは新しい機材を箱から出してすぐに使うことができました。同じEFレンズを使用できることが、ゲームチェンジャーであることは、言うまでもありません。映像制作でも、ライブ配信でも、ストーリーテリングが常に最優先ですが、Blackmagic Designのおかげで、これら2つの世界を自由に行き来できます。