キヤノン、EOSシリーズ累計生産台数1億1,000万台、RF/EFレンズシリーズが累計生産本数1億6,000万本達成メイン画像

キヤノンは、同社のレンズ交換式カメラEOSシリーズの累計生産台数が、2023年3月に1億1,000万台、EOSシリーズ用の交換レンズであるRF/EFレンズシリーズの累計生産本数が、2023年5月に1億6,000万本を達成したことを発表した。また、1億1,000万台目に生産したカメラは「EOS R6 Mark II」(2022年12月発売)、1億6,000万本目に生産したレンズは「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」(2021年7月発売)であったという。

EOSとは「Electro Optical System」の略称で、世界初の完全電子マウント方式を採用した銀塩フィルム式のAF一眼レフカメラとして、交換レンズのEFレンズとともに1987年3月に誕生。その後、デジタル一眼レフカメラの普及に大きく貢献した「EOS Kiss Digital」(2003年)や、プロ向けの「EOS-1D」シリーズ、一眼レフカメラによる動画撮影を普及させた「EOS 5D」シリーズなど時代を切り開く製品を市場に投入。そして、2018年には次世代のイメージングシステム「EOS R SYSTEM」を立ち上げるなど、新しい映像表現の可能性を追求し続けているという。

キヤノン、EOSシリーズ累計生産台数1億1,000万台、RF/EFレンズシリーズが累計生産本数1億6,000万本達成説明画像
1億1,000万台目に生産した「EOS R6 Mark II」

1987年にEOSと同時に誕生したEFレンズは、「USM(Ultrasonic Motor=超音波モーター)」や「IS(Image Stabilizer=手ブレ補正機構)」、「DO(Diffractive Optics=積層型回折光学素子)」など、世界初となるさまざまな技術を搭載するなど進化を実現。2018年に立ち上げた「EOS R SYSTEM」の特長である大口径・ショートバックフォーカス・高速通信システムの採用により高画質を実現する「RFレンズ」が加わることで、レンズ全体で合計115種類の豊富なレンズラインアップを形成し、撮影領域を拡大してきたとしている。

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1億6,000万本目に生産した「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」

キヤノンはこれからも独自の映像技術に磨きをかけ、EOSシリーズをRF/EFレンズシリーズとともにさらに強化・拡充することで、新たな映像領域を切り開き、写真・映像文化のさらなる発展に貢献していくとしている。