ソニー、フルフレームレンズ交換式カメラ「ZV-E1」無償アップグレード発表。4K120pへのアップグレードが可能

ソニーは、小型・軽量なフルフレームレンズ交換式カメラ「ZV-E1」のアップグレードを発表した。2023年3月に発表されたZV-E1は、次元の高い映像制作体験を提供するために設計されているという。

同アップグレードにより、ZV-E1は、α1、α7S III、Cinema LineのFX6、FX3、FX30など、4K120P動画撮影機能を搭載したソニーのカメラの仲間入りを果たす。より高速なフレームレートでの動画撮影が可能になり、標準的な24fpsの5倍に相当する滑らかなスローモーション映像を撮影できるようになり、すべてのクリエイターに画期的な技術を提供するというソニーのコミットメントが強調されている。

同アップグレードでは、ZV-E1にフルHD240Pの録画機能が追加され、映像クリエイターにさらなる柔軟性を提供するという。

ZV-E1の最初のリリースでは、10ビット4:2:2の高画質4Kビデオを、ピクセルビニングなしで、ローリングシャッターを最小限に抑えながら、フルピクセル読み出しで記録する能力で、印象的なビデオ性能が披露された。今回の最新のアップグレードは、カメラの動画機能をさらに強化し、ソニーのクリエイターの創作支援を行うクラウドサービス「Creators’ Cloud」を通じて解除される。

ソニーのCreators’ Cloudは、あらゆるタイプのコンテンツクリエイターのために設計され、撮影から世界中のクリエイターとのコラボレーションまで、クリエイティブプロセス全体に最適化されたサービスとアプリケーションを提供する。同統合には、カメラからクラウドへのシームレスなコンテンツ転送を可能にするモバイルアプリケーション「Creators’ App」も含まれる。

ZV-E1のアップグレードは、Creators’ Cloudから簡単に実行可能。Creators’ Cloudのアカウントにサインインしてアップグレードページにアクセスし、ZV-E1のシリアル番号を入力して無償ライセンスをダウンロードする。インストールはSDカードまたはUSBプラグインで行う。また、Creators’ Cloudプラットフォームでは、ライセンス管理ページから簡単にライセンスを管理し、再インストールが可能。アップグレードするライセンスにアクセスするには、「Sony Creators’ Cloud」アカウントが必要。

同アップグレードは、2023年6月28日より、Creators’ Cloudアプリケーションを通じてZV-E1ユーザーに無償で提供される。