TLSは、「Zeiss Super Speed MK II/III」のリハウジングプロセスで、ツァイスレンズのオリジナルメカニックをすべて交換し、TLS社内で製造された新しい部品に置き換えることを発表した。TLSのリハウジングされたレンズは、同社のカム設計のフォーカスの恩恵を受け、セット全体で300°の回転が可能。さらに、ノンリニアカムを使用することで、フォーカスマークが均等になり、より長い距離でより高い精度が得られる。
Zeiss Super Speedのオリジナルのフォームファクターは、大きなセールスポイントのひとつだったという。この魅力を維持するため、TLSはリハウジングを小さくコンパクトに設計し、すべてのレンズのフロント径を95mmに抑えた。アイリススケールとギアはフォーカスのマウント側に配置され、業界の標準的なレイアウトとなった。フロント径も固定されているため、マットボックス使用時のフォーカスの伸縮やバインディングもない。
Zeiss Super Speedのリハウジングのオプションとして、オリジナルのアイリスを維持するか、円形のアイリスへの交換が可能。アイリスを交換することで、Zeiss Super Speedは滑らかな円形のボケという、わずかに異なる性質を持つことになる。アイリスブレードはカスタムメイドで、フラットブラックの反射防止コーティングが施される。