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Blackmagic Designによると、「Chill(チル)」で気持ち良い音楽をテーマに様々なクリエイティブ活動を行うライフスタイルレーベル「Chilly Source」が、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro、DaVinci Resolve StudioなどのBlackmagic Design製品を活用して、ナイキとのコラボイベント「MAXXED OUT × Chilly Source MARKET」を撮影し、Chilly SourceのYouTubeチャンネルに公開したという。
「Chill=心地いい、リラックスできる」な音楽を届けるChilly Sourceは、DJ KROこと四柳佑亮氏がDJミックス動画をYouTubeに上げていたことを発端としている。現在では、DJやミュージシャン以外にもデザイナーやビデオグラファーなどのクリエイター陣も在籍する、ライフスタイルレーベルと進化している。
四柳氏は、次のようにコメントしている。
四柳氏:個人としてミックス動画をアップしていて、だいぶ認知されてきてYouTubeのフォロワーが1万人になった時に、これはDJレーベルとして立ち上げた方がいいかと思い、約7年前に人を集めてChilly Sourceを始めました。
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四柳氏とBlackmagic製品の出会いはコロナ禍がきっかけだったという。
四柳氏:クラブでDJをすることができなくなってしまい、クラブに来ていたお客さんたちに、少しでもポジティブな気持ちを届けたいと思い、DJのライブ配信を始めたんです。あまり性能の良くない機材を使って苦労していたところ、ATEM Miniスイッチャーを勧められて使い始めました。
STAY HOME MIXと名付けて、自宅にカメラを2台固定で置いて、DJしながらATEM Miniでスイッチングをしていました。
コロナが収まってきた頃に、そろそろみんなにも外に出て欲しいという思いから、ライブ配信を減らして収録したものを届けようと思い「3rd Floor」という動画の企画をスタートしました。
プロジェクト名である3rd Floorは、サードプレイス(第3の場所)とNew Dance Floorを掛け合わせたもの。同プロジェクトは、幅広い音楽とクオリティの高い映像を様々なロケーションから届けることをコンセプトとしており、その制作にBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kが使用されている。
四柳氏:Chilly Sourceでは、撮影や編集などのクリエイティブができる人間がいます。僕もある程度できますが、映像のプロとして活動しているメンバーがいてBlackmagic Pocket Cinema Cameraを以前から使っていたんです。今ではChilly Sourceで制作している動画のほとんどをBlackmagicのカメラで撮影しています。
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Chilly Sourceは、これらの動画をきっかけとして様々な企業からコラボレーションのオファーを受けるようになったという。2023年3月に開催された「MAXXED OUT × Chilly Source MARKET」もそのひとつ。ナイキのAIR MAX誕生を記念したイベントで、会場ではChilly SourceメンバーによるグラフィックアートとAIR MAXの合同展示やDJパフォーマンスや、ゲストアーティストたちのライブが行われた。
その模様をChilly Sourceのメンバーが3台のBlackmagic Pocket Cinema 6K Proで撮影した。モニタリング用にVideo Assist 12G HDRも使用され、ポストプロダクションにはDaVinci Resolve Studioが使用された。
四柳氏:Blackmagicのカメラはユーザービリティが高いです。タッチパネル式の設定メニューも使いやすいですし、自分がやりたいと思ったところにすぐに行き着く感じです。今回初めて6Kで撮影したんですが、長時間の撮影にも関わらず、収録した素材の容量があまり大きくなくて、Blackmagic RAWだとこんなに軽いのに綺麗に撮れるのかと驚きました。
編集はDaVinci Resolve Studioを使いました。編集しやすく、グレーディングも深いところまでできるので、カメラの機能を最大限引き出せるように作られていると感じます。また、以前使っていた編集ソフトウェアのようにキャッシュがたまって動作が重くなることもなく、快適に動作するので自分のやりたいことがすぐできます。
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