Blackmagic Designによると、受賞歴を持つ映像制作者/カメラマンのオースティン・ロア氏が、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proデジタルフィルムカメラを使用して、複数のプラチナ認定を受けたバンド、AJRのミュージックビデオ、2本のツアードキュメンタリー、舞台裏映像、そしてソーシャルメディア用の複数のビデオを撮影したという。ロア氏は、Pocket Cinema Camera 6K Proの可搬性と多用途性を活かしてファンのために新しいコンテンツを次々と撮影し、AJRを国際的な現象に成長させることに貢献したという。
AJRは、アダム、ジャック、ライアンのメット3兄弟からなる、チャートの上位を占め、受賞歴もあるアメリカのポップトリオ。彼らは、早くからDIYビデオ制作の考え方を取り入れ、ソーシャルメディアチャンネル用に常に新しいビデオを制作している。ファンたちはバンドの複数のソーシャルメディアチャンネルでグループをフォローでき、AJRの2022年のOKオーケストラ・ツアーは、世界中の会場で完売した。
さらに高品質な動画をより多く作成するために、AJRはロア氏を専属の映像監督として迎え入れた。ロア氏はテキサスのDIYミュージックシーンの中心でキャリアを開始した。新進気鋭のバンドとハウスショーを撮影したり、The Lumineersやホージアのようなアーティストとアリーナで撮影するなど、キャリアを築いてきた。ロア氏の作風はカラフルかつ非常にリアルで、どのショットにも "アーティスト"の部分を残すことで知られている。
ロア氏は、AJRの舞台裏映像のメインカメラとしてPocket Cinema Camera 6K Proを使用し、複数のエピソードからなる2本のツアードキュメンタリーや、いくつかのミュージックビデオ、バンドへのインタビューなどを撮影した。同氏はBlackmagicのカメラをAJRの新しいビデオにも使用し続けているという。
ロア氏は、次のようにコメントしている。
ロア氏:OKオーケストラ・ツアーでは、Pocketカメラを使用して2本の公式ツアービデオを撮影しましたが、どちらもすばらしい出来栄えでした。また、彼らのTikTokの映像の多くもPocketで撮影しています。これらのうちのいくつかは、数千万回再生されています。そのうちの1つはオーストラリアの劇場で撮影したものです。Pocketカメラは小型なので、舞台上で演奏の邪魔をすることなく、素晴らしいショットを撮ることができました。
ファン達がAJRファミリーの一員であると感じられるように、ロア氏はライブの最中はもちろん、その前や後でもバンドを撮影した。つまり、照明が少なかったり劇的に変化したりするAJRのワイルドなライブショーの撮影だけでなく、照明が十分あり、プライベートでコントロール可能な状況でも撮影することがあった。ロア氏はPocket Cinema Camera 6K Proの内蔵NDフィルターや、低照明条件での性能を活かして必要なショットを撮影した。
ロア氏:私が気に入っているPocketカメラの性能は、内蔵NDフィルターです。屋外での撮影で大活躍し、時間を大幅に節約できました。私はほとんど毎晩ライブショーを撮影しているので、常に低照明条件と戦っていますが、Pocketカメラはこの問題を私に代わって解決してくれたんです。
ツアー以外では、ロア氏はAJRの新曲のミュージックビデオの撮影なども手掛けている。「The DJ Is Crying For Help」のミュージックビデオもその一つであり、ツアー中にAJRがパリでオフ日を過ごした際に撮影された。最近では、AJRの最新シングル、「The Dumb Song」のミュージックビデオは、彼らが1年半かけて曲を作り上げた道のりのモンタージュとなっている。
ロア氏:DJビデオの全体的な目標は、シンプルに撮影すること、そして彼らでも撮れそうな、それでいて魅力的なものを撮ることでした。これらのアイデアの多くは、ビデオを撮影しているときに思いついたものです。
同氏は、カメラの一貫した多用途性に頼っていたという。
ロア氏:JFK空港からダブリン国際空港へのフライトの前に、ライアンからアイデアを出すように言われていたので、私はそれについて考えました。何度も何度も音楽を聴いて、ついに、すべてのショットに複数のジャックとライアンとアダムを出演させるというアイデアにたどり着きました。数え切れないほどのAJRです!シーンのたびに、彼らの数が増えていくんです。多くの人の注意を引くことは請け合いです。
AJRの最新シングルでありミュージックビデオである「The Dumb Song」に関して、ロア氏は映像を完璧なバランスに保つため、再びPocket Cinema Camera 6K Proに頼った。同ミュージックビデオは、AJRが過去18ヶ月の間に行った曲作りの過程を描いたもので、いくつかのメディア形式を駆使して映像スタイルを作り上げている。ロア氏はミュージックビデオで物語を展開させ、彼らが寝室、ツアー中、スクーターに乗りながらあるいは街をドライブしながら曲を書いている様子を、一貫したフラッシュバックを使って描いた。これらの映像はすべてPocket Cinema Camera 6K Proで撮影したという。
ロア氏:AJRのようなグループは非常に珍しいですね。クリエイティブな面に関して、彼らは私に大きな自由を与えてくれ、これだというものにたどり着くまで、何度もアイデアを出し合っています。これこそが本当のパートナーシップだと思います。そこに一切のエゴは含まれていません。私たちは毎回、新しくて革新的なものを撮ろうと必死なので、一緒にドアをくぐって、自分たちが作るものに心を注ぐ準備ができているんです。そしてPocketカメラのおかげで、クリエイティビティを発揮できます。