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アビッドは、Media Composer 2023.8を公開した。現在 Media Composerを使用しているすべてのサブスクライバー(サブスクリプションライセンスユーザー)、および有効なソフトウェアアップデート+サポートプランを持つ永続ライセンスユーザーに無料のアップデートとして提供される。
AIで時間節約
革新的な人工知能を搭載したScriptSync AIとPhraseFind AIにより、どんなに広範囲であっても、映像を簡単にナビゲートし、正確な結果を得ることができるという。 最新の文字起こしテクノロジーの可能性を最大化し、全文検索結果と多言語サポートによるシームレスな編集を提供する。
PhraseFind AIは、Media Composerの定評あるダイアログインデックス作成および検索オプションの注目すべきアップデートバージョンであり、単語やフレーズを入力するだけで関連するクリップをすばやく見つけることができる。
また、自動文字起こし作成、新しい文字起こし管理ツール、自動多言語検出機能も追加されている。
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ScriptSync AIは、Media Composerの強力なダイアログ検索および同期オプションであり、時間のかかる手動でのメディア検索を排除し、最適なテイクやクリップを早く見つけることができる。
堅牢で強力なAIテクノロジーを活用して、「クリップからスクリプトを作成」機能を選択してメディアの文字起こしを作成し、スクリプトウィンドウでテキストからその場所を探すこともできる。
映画製作者であるドク・クロッツァーは以下のようにコメントしている。
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ユーザーエクスペリエンスの強化
Media Composerの各バージョンには、ツールを学び始めたばかりの新しいエディター向けの機能強化と、高度な機能の恩恵を受けることができる長年のユーザー向けの機能強化が組み込まれている。
Media Composer 2018のユーザー設定とワークフローに基づく新しい「クラシック」ユーザープロファイル
すでに多くのエディターが、その制作に最新バージョンのMedia Composerを採用しているが、さまざまな理由でまだ最新のMedia Composerを使用していないエディターもいる。以前のバージョンのレイアウトが好きな方のために、ユーザー設定を作成するときに選択できる新しいプロファイルを作成した。
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好みや必要に応じて、好きな設定を選択可能。
- Media Composer: パネルをドッキングしてクリーンなUIを実現。
- Media Composer クラシック: フローティングのビンウインドウ、プロジェクトウィンドウ、設定、エフェクトパレットパネル、コンポーザーパネルに6つの追加ボタン
- Adobe Premiere Pro からの移行: Adobe Premiere Pro の UI を再現して、簡単に移行可能。
この選択により、環境設定を開いたときにビンをフローティングできるようになり、設定パレットとエフェクトパレットが1つのパネルに結合されたプロジェクトウィンドウが作成され、コンポーザーパネルのソースビューアとレコードビューアの間にデフォルトのボタンが表示される。
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コンポーザー設定では、コンポーザーパネルのソースビューアとレコードビューアの間にある6つのボタンをいつでも有効または無効にできる。
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以前と同じようなUIを使うことで、新しいバージョンのMedia Composerへの移行がよりスムースになるという。
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Media Composerクラシックプロファイルでシングルモニターにウインドウをフローティングにして表示した例。
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Media Composerクラシックプロファイルでデュアルモニターにビンウインドウを左側、エディットモニターを右側に表示した例。
バッチサブクリップツール
サブクリップの作成を効率化するには、クリップにインポイントとアウトポイントを設定し、[バッチサブクリップツール]を選択して、選択したメディアからサブクリップを作成する。サブクリップに必要なトラックを選択したり、各クリップのヘッド/テールフレームを追加/削除したり、ツール内のインマークとアウトマークを保持したりできる。
シークエンステンプレート・アップデート
以前のリリースでは、エディターはシークエンステンプレートツールを使用してビデオトラックとオーディオ・トラックを構築することで、事前に設計されたシークエンステンプレートを作成、保存、使用することができた。この機能に基づいて、タイムラインの既存のシークエンスに任意のシークエンステンプレートを追加できるようになった。
これにより、トラックとトラック名が失われることなく現在のタイムラインに結合され、シークエンスを配信要件に一致させることができるようになったという。
コマンドボタンでショートカットを表示するツールチップ
ショートカットはMedia Composer UIのほぼすべてのボタンに割り当てられている。ボタンにカーソルを合わせると、ポップアップツールチップにキーボードショートカットが表示される。
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オーディオ関連の改良
今回のMedia Composerアップデートでは、オーディオパンチイン、画像とサウンドのワークフローの改善など、強力な新しいオーディオ機能が追加された。
MBOX Studioやその他のUSBデバイスからのオーディオパンチイン
Avid MBOX StudioなどのUSBデバイスや、Media Composerに接続されたその他のサードパーティ製ハードウェアを介したオーディオパンチインのサポートが追加された。このエキサイティングな機能は、オーディオ録音ワークフローに大きな柔軟性と手頃な価格をもたらす。
オーディオ出力とビデオ出力を別々に利用して同期再生し、最高のナレーションを簡単に作成できる。
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タイムラインやミキサのクリップゲイン36dBに拡張
クリップゲイン範囲が最大12dBから36dBに拡張され、Pro Toolsと同等になった。低いオーディオレベルで録音されたクリップを扱うユーザーを支援する。
これらの新しい値は、AAFおよびPro Toolsセッションをインポートおよびエクスポートするときにも維持され、オーディオミキサーまたはタイムラインで各クリップのクリップゲインを使用して設定できる。
フェーダー自体は最大+12dBまでしか移動しないが、値を最大36dBに設定するには、手動で値を入力して追加する。12dBを超える変更は、オーディオミキサーUIで黄色く視覚的に表され、音が大きい可能性があることが示される。
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Pro Toolsセッションエクスポートのためのマルチミックス・オプション
以前のリリースのMedia Composerでオーディオ・トラックのマルチミックスを作成できるようになったが、Media Composer | UltimateやMedia Composer | EnterpriseからPro Toolsセッションをエクスポートする際のオプションとしてこの機能を拡張した。これをPro Toolsセッションに含めることで、オーディオミキサーとのやり取りがよりシームレスになる。
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スタジオ、クリエイティブ・チーム、3rdパーティー・テクノロジーパートナーのためのMedia Composer Panel SDK
新しいPanel SDK(ソフトウェア開発キット)により、サードパーティとの統合に対してこれまで以上にオープンになった。このAPIセットにより、Media Composerユーザーインターフェース内でサードパーティアプリケーションと連携できるため、ワークフローの速度と効率が向上する。
テクノロジーパートナーは、Panel SDKを使用して、デイリーのアップロード、VFX プル、レビューと承認などのワークフローを合理化する統合アプリを開発できる。
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