ウエスタンデジタルは、SanDiskブランドとSanDisk Professional製品ラインから2つのデスクトップハードディスクソリューションとメモリーカードの新製品を発表した。希望小売価格はオープン。国内での発売時期は以下の通り。

  • SanDisk Professional G-DRIVE PROJECT:2023年10月上旬
  • SanDisk Professional G-RAID MIRROR:2023年第4四半期
  • SanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type Bカード:2023年11月以降

これらのプログレードの新製品は、プロダクションレベルのビデオワークフローに必要な品質と信頼性を提供するという。

Intel Corporationのクライアントコネクティビティ部門ゼネラルマネージャーであるJason Ziller(ジェイソン・ジラー)氏は次のようにコメントしている。

メディア・エンターテインメント業界が求めているハイエンド機能と信頼性を提供するThunderbolt製品を、ウエスタンデジタルが拡張し続けていることは喜ばしい限りです。Thunderboltテクノロジー、エンタープライズクラスのハードディスク、およびマルチデバイス接続ソリューションを活用することで、新しいSanDisk Professionalデスクトップソリューションは、プロシューマーやクリエイティブプロフェッショナルをサポートして、ますます複雑化する要求と革新的なユースケースに対応します。

SanDisk Professional G-DRIVE PROJECT

ウエスタンデジタル、SanDiskブランドとSanDisk Professional製品ラインから新ソリューション発表説明写真

Thunderbolt 3インターフェースに対応し、最大5台のデバイスをデイジーチェーン接続できる。USB 3.2 Gen 2にも対応している。7200RPM Ultrastarエンタープライズクラス・ハードディスクを搭載し、最大22TBの容量と260MB/秒の読み出し/書き込み速度を実現。要求の厳しいワークロードにも柔軟に対応し、ミッションクリティカルなコンテンツをバックアップできるという。

SanDisk Professional G-RAID MIRROR

ウエスタンデジタル、SanDiskブランドとSanDisk Professional製品ラインから新ソリューション発表説明写真

2台の7200RPM Ultrastarエンタープライズクラス・ハードディスクで最大44TB(デフォルトのRAID 1では22TB)の大容量を実現する。RAID 1で出荷されるので、貴重なコンテンツは2台目のドライブに自動的に複製される。スイッチを切り替えるだけで簡単にJBODまたはRAID 0に変更が可能で、別途アプリのダウンロードや特別なソフトウェアをインストールする必要はないという。

スロットに挿抜するPRO-BLADE SSD mag(別売)を使えば、コンテンツのオフロード、コピーや編集プロセスを高速、高効率で進められるとしている。

SanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type Bカード

ウエスタンデジタル、SanDiskブランドとSanDisk Professional製品ラインから新ソリューション発表説明写真

最低継続書込み速度1,400MB/秒のSanDisk PRO-CINEMA CFexpress Type Bカードは、フレームを落とさずにシネマ品質の8Kビデオをキャプチャに対応。最大2メートルの落下と最大50ニュートンの衝撃に耐え、映像素材やビデオの保護が可能。SanDisk Professional PRO-READER CFexpressおよびPRO-DOCK(別売)と組み合わせることで、生産性の最大化に寄与するスケーラブルな同時オフロードが可能になるという。