Avidは、ニュース、スポーツ、ライブ・エンターテインメント、その他のテレビ・コンテンツの制作環境でのインジェストおよびプレイアウトを実現する柔軟性の高いサブスクリプション・ベースのプラットフォーム「Avid | Stream IO」の販売開始を、2023年9月6日に発表した。
既にCNBC-TV18 や BQ Prime(旧BloombergQuint)など、世界中の放送局が契約を結び、発売と同時に新しいソリューションを活用している。
IPストリームおよびSDIストリームのインジェストまたはプレイアウトするように構成できる、柔軟なアーキテクチャを備えたAvid | Stream IOにより、ニュース、スポーツ、ライブなどのコンテンツ制作者は、これまでのワークフローとオンプレミスのシステム構築からクラウドおよびIPワークフローに独自のペースで移行することができる。
一般的なビデオ・フォーマットやコーデックおよび解像度をサポートし、柔軟なチャンネル構成を提供するAvid | Stream IOにより、メディア企業は自社の制作ワークフロー内で新しいテクノロジーを活用できるようになるという。
オンプレミス・スタジオ環境用には市販のAvidが認定したハードウェアと、クラウド内の一般的な仮想マシンの両方をサポートし、自由自在にデプロイメントできる柔軟性を提供する。
この新しいプラットフォームにより、メディア企業は様々なインジェスト・ソースを1つのソリューションに組み合わせることで、効率を高めることも可能。
ライブ・エンターテインメントやマルチ・カメラ制作に最適なAvid | Stream IOは、発売時にSDI、その後にすぐ圧縮IPストリームSRT/RTMPをNDIと共に、来年後半にはSMPTE 2110など、全ての一般的な制作フォーマットをサポートする予定という。
次世代製品としてAvid | Stream IOは、Avidの実績あるハードウェア・ベースのサーバー・ソリューションであるAirSpeedとFastServeの最高の機能を全て提供すると同時に、さらに新しいIP規格や4KおよびHDRなどの、より高精度なフォーマットのサポートを拡大する。
AvidのSVP兼ビデオ&メディア・ソリューション部ゼネラル・マネージャーのティム・クレイマンは以下のように説明している。
Avid | Stream IOは、AvidのMediaCentral制作プラットフォームと緊密に統合し、制作の中断を最小限に抑えながら、ショット・リスティング、簡易編集、ロギングを含むAvidの実証済み高速ターン・アラウンド・ワークフローもサポートする。