Blackmagic Designによると、エンターテイメント・ポッドキャスト「Studio 22」が制作ワークフローをBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K G2デジタルフィルムカメラおよびATEM Mini Pro ISOライブプロダクションスイッチャーでアップグレードしたという。俳優/モデル/プロデューサーであるブロック・オハーン氏とプロデューサー/起業家のウィル・メルドマン氏がホストを務める「Studio 22」は、iHeartRadioネットワークの一部となり、また同ポッドキャストのYouTubeチャンネルで放送されている映像の制作価値を上げるためにBlackmagic Designの機器を導入した。
「Studio 22」は、エンターテイメント、スポーツ、ビジネスにおける著名人の世界観を探るポッドキャスト。オハーン氏とメルドマン氏は、ハリウッドの情報通、スポーツにおける伝説的人物、起業家とのインタビューを通じて、様々な物語を聞き出し、ファンやリスナーに対してインスピレーションとなるような生き方や考え方を伝えている。同ポッドキャストには、これまでカントリー歌手のブレット・ヤング氏、俳優のノーラン・グールド氏、プレスリー・ガーバー氏、スポーツ・コメンテーターのジム・ナンツ氏、プロデューサーのベン・シルバーマン氏など、多数が出演している。
オハーン氏とメルドマン氏は、同ポッドキャストの制作を一年ほど前に始め、様々な業界の友人や同僚の独自の視点を伝えている。現在、複数のプラットフォームで累計で月40万回の再生が行われている同ポッドキャストは、最近iHeartRadioのポッドキャスト・ネットワークに加わり、番組の質をさらに高めるためにスタッフの数も増やした。
オハーン氏は、次のようにコメントしている。
オハーン氏:ポッドキャストを改善する方法を常に探しています。
Blackmagic Designの製品はどれも、コミュニケーションの面だけでなく、アウトプットの質の高さでも非常に優れているので、目に留まりました。映像業界で働いているので、Blackmagic Designのカメラはこれまでに撮影現場で見かけることがあり、価格を踏まえるとそのテクノロジーのレベルの高さにいつも驚かされていました。Pocket Cinema Camera 6Kは手頃な価格でありながら、品質を妥協する必要がありません。豊かな家庭で育ったわけではないので、多額のコストを費やさずに、自分が楽しめるだけでなく、優れた品質が得られる製品に出会うと本当に嬉しくなります。
現在、同ポッドキャストの撮影には3台のPocket Cinema Camera 6K G2が使用されており、司会の二人とゲストを撮影するように配置されている。カメラはすべて、ATEM Mini Pro ISOに送信され、プロデューサーがライブで切り替えを行う。また、ATEMのISO機能を使用して、各エピソードは収録されている。
オハーン氏:直接カメラからLUTをシステムに送信できる点を大変気に入っています。これにより、手をつけないフッテージにカラーグレーディングを施すとどのように見えるのかわかります。また、カメラの画面が非常に大きいのもとても気に入っています。他のカメラの多くは、映像を見るために外付けモニターを買う必要がありますが、このカメラではその必要はありません。Blackmagic Designのおかげで信頼のおけるシステムを構築できたので、時間に余裕ができました。これにより、素晴らしいゲストと有意義な会話をするという、本来の目的に集中できるようになりました。現在のセットアップに勝るものはなかなかないでしょう。
制作の技術面に詳しくない人にとっても、このワークフローは使いやすく、DaVinci Resolve Studioでの編集およびカラーグレーディングも含め、撮影からポストプロダクションまでのあらゆる段階で納得いくものだと同氏は語る。
また、DaVinci Resolve Studioはポストプロダクションに必要な機能すべてが単一のアプリケーションに搭載されていながら、ノードベースの操作はポストプロダクションのトレーニングを受けていない人でも簡単に学べる点を気に入っているという。この過程は、ATEM Mini Pro ISOを共に使用することで、さらに簡単になった。
オハーン氏:ATEM Mini Pro ISOは、私にとってゲームチェンジャーでしたね。
それまではハードドライブにすべてを収録し、マニュアルでビデオとオーディオを読み込んで、同期していました。しかし、ATEM Mini Pro ISOでは自動的にそれが行われます。さらに、ライブのカットを含むDaVinci Resolveファイルも作成されるので、収録が終わったらすぐに編集に取り掛かれます。
SNSでの俳優業などを始めたのは8~9年前なのですが、ここ数年、常にベールがあるように感じていました。ポッドキャストは、そのカーテンをもう少し開き、一歩踏み込んだ、内容のある会話をするのに最適な方法だと感じました。これをしなければならないと感じたのです。笑いあり、涙ありの制作ですが、いつも作業を楽しんでいますし、自分達が好きなことができることを誇りに感じています。夢を実現できていることをありがたく思っています。また、優れた機材がそれを手助けしてくれています。