ニコンは、ミラーレスカメラ「ニコンZ 9」(2021年12月発売)のファームウェアVer.4.10を公開した。
ファームウェアVer.4.10では、「Z 9」の被写体検出に、新たに「鳥」と「飛行機」専用モードを追加した。「鳥」モードでは鳥に対する全般的な検出性能が向上。岩山や森などの複雑で高コントラストな背景での検出、AF性能が向上しているほか、飛翔中や止まっているとき、見た目が特徴的な鳥など、様々な状態の鳥を素早く検出に対応したという。動きが速い鳥の追尾性能も向上させており、野鳥撮影において決定的瞬間を逃すことのない、スムーズな撮影体験をできるとしている。
「ニコン Z 8」にも搭載している「飛行機」モードでは、被写体の大きさに関わらず機体の安定した検出が可能。背景に様々なものが映り込むシーンや暗いシーンにおける検出能力が向上しているという。
また、「ニコン Z 8」(2023年5月発売)についても、初期から搭載している「飛行機」専用モードに加え、2024年前半のファームウェアアップデートで「鳥」専用モードの追加や、その他機能を向上予定としている。