Blackmagic Designによると、株式会社ブルが、同社ポストプロダクション施設の4K60p対応への更新でVideohub 12GルーターやTeranex Miniコンバーターを含む数多くのBlackmagic Design製品を導入したという。

また同社では、編集システムとしてDaVinci Resolve Studioを使用してテレビ朝日ドラマ「unknown」や「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」の編集も行なった。

株式会社ブルは、音声の収録会社としてスタートし、現在ではTVドラマを中心に編集やMAなどのポストプロダクションも多く手がけるオーディオ/ポストプロダクション会社。9部屋の編集室と3部屋のMA室を完備している。

同社では今年に入り、4K60pのドラマ制作ワークフローに対応すべく、ポストプロダクションシステムの更新を行なった。

同社システム技術課の岡田俊也氏は以下のようにコメントしている。

岡田俊也氏:今までは各部屋で使うコンピューターが直結で固定していたんですが、システム更新の際にマシン室に設置した複数のコンピューターをどの部屋で使うか切り替えられるスイッチを導入しました。コンピューターを変えたときに入力なども簡単に切り替えられるとより効率化できるためルーターが必要になり、Videohub 12G 40×40、Videohub Master Control Pro、Videohub Smart Controlを導入しました。信号系の中心はBlackmagic Designになっている感じです。
それ以外にもコンバーターなどを12Gタイプのものに更新したり、Teranex AVやSmartView 4Kモニター、DaVinci Resolve Mini Panelなども導入しています。

今回のシステム更新では、高品質を求められる最近のテレビや配信サービスのコンテンツに対応すべく、多くの機材が4K対応となっている。

Teranex Mini Quad SDI to 12G SDI 、Teranex Mini 12G SDI to Quad SDI、Teranex Mini SDI to HDMI 12G、Teranex Mini SDI to Audio 12Gは数多く導入されており、スタジオの至る所で使用されている。

その他、Audio Monitor 12G、DeckLink 8K Proキャプチャーカード、Mini Converter SDI to Audio 4K、UltraStudio 4K Mini、UltraStudio 4K Extreme 3なども導入され、どのようなフォーマットの素材が届いても、同社スタジオのどこでも簡単に取り扱えるようになっている。

岡田氏:4Kと言っても60Pや24P、30Pまでいろいろフォーマットがあります。いろいろなフォーマットの信号を受けても、Blackmagic Designのコンバーターは切り替えなしで全て正しくモニターに表示できます。他社製のものはある周波数の信号を受けると、特別な細工をしないと4Kの一枚画ではなく4分割の映像が出てしまうようなことがあったので、こちら側で何もせずに正しく信号を処理できるので使い勝手がいいですね。

また、同社のオンライン編集室では、年々高まるグレーディングの需要に応えるため、DaVinci Resolve Mini PanelまたはMicro Panelが設置されており、同社のエディターや外部のカラリストがグレーディングの際に使用している。

最近ではまた、ドラマの編集用途でのDaVinci Resolveのニーズも増えてきている。

岡田氏:元々グレーディングでの使用をメインとしてDaVinci Resolveを使っていて、肌の修正にもよく利用していたんですが、最近では、テレビ朝日ドラマ「unknown」や「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」をDaVinci Resolveでオンライン編集しました。

オンライン編集を担当した同社エディターの亮木雄大氏はDaVinci Resolveについて、以下のようにコメントした。

亮木雄大氏:AI(DaVinci Neural Engine)の機能が充実していますね。マジックマスクを使うことでキーを抜くことがかなり楽になりました。Resolve FXのフェイス修正の機能も、肌の補正をするためによく使っています。また、DaVinci Resolveはページごとにいろいろなツールがあるので、車のナンバーを差し替えるようなシーンではFusionページでトラッキングをとったり、トラッキングを取った後にカラーページでマジックマスクを使ったりと、各ページのツールを組み合わせて使うことも多かったです。