Wooden Cameraは、RED KOMODO-X用エリートアクセサリーシステムを発表し、予約受付を開始した。同システムは、フルシネマセットアップを希望するユーザー向けのエリートシステムと、基本から始めたいユーザー向けのコアシステムを提供する。また、KOMODO-X用に最適化された新しいアクセサリーと、すでに展開されているアクセサリーが含まれている。
Creative Solutionsのアクセサリー担当シニアディレクターであるドミニク・アイエロ氏は、次のようにコメントしている。
アイエロ氏:このカメラは、小さなパッケージの中にかつてないパンチを秘めています。
そこで、クルーがサイズや重量を犠牲にすることなく、コンパクトなカメラボディをダイナミックに拡張し、本格的なシネマトグラフィーシステムを構築できるようなモジュラーアクセサリーシステムを設計しました。このコレクションのハイライトは、ARCAベースプレート、新しいケージシステム、ウルトラ・ハンドル・システム、新しいD-Boxと新しいサイドグリップです。
ARCAベースプレート
ARCAベースプレートは、デュアル15mmロッド用に設計されており、スタジオスタイルのビルドに最適なレンズの高さを維持することが可能。同ベースプレートにはクイックリリースレバーが付属しており、軽量化が必要な場合にARCAライザーと一緒に使用できる。また、15mmまたは19mmブリッジプレート用のダブテイルも付属。
ケージシステム
カメラボディ上部のタイインポイントと追加されたサイドレールを利用して、カメラの後部と側面に必要なマウントポイントを提供。同システムは、カメラボディの構成性を高め、アクセサリーを装着するための頑丈なベースを提供する。内蔵のアクセサリーレールクランプは、アクセサリープレートやB-Boxなどの互換性のあるアクセサリーにクイックリリース機能を追加。カメラに直接接続するトップチーズプレートを追加することで、ケージシステムを完成させることができる。これにより、3ピンランストップ機能を備えたウルトラハンドルREDライザーのような接続オプションや、リギングトッププレートによるリギングオプションの拡張が可能になる。
ウルトラ・ハンドル・システム
カメラの接点がハンドルを通してトリガー機能付き3ピンコネクターを通過することを可能にするライザーが付属するモジュール式の統合システムで、サードパーティ製オプションでカメラロールの開始と停止が可能になる。また、同システムには、安定性を高める1/4"-20サポートブラケットと、耐久性のあるボコーテ・ハードウッド製インサートが付いた滑り止め付き4インチハンドルも付属。ハンドルには2つの貫通穴があり、ハンドルを取り付けたまま六角レンチでマウントブラケットにアクセス可能。このウルトラ・ハンドル・システムには、2つの3"ハンドル・エクステンション、1"エクステンション、ライト・アングル・エクステンションと、24個のカラーリング(赤、青、緑、黄の各6個)が付属している。
D-Box
D-Boxは、電源がDC-Inとオンボードバッテリーに接続されている場合、ホットスワップが可能。さらに12V 2ピン、Dタップポート、3ピン24V電源オプションが用意されている。カメラのEXTポートに接続すると、D-BoxとB-Boxの両方でRun/Stopが有効になる。カメラのアシスタント側には、ブロック電池のような追加電源アイテムを接続するためのDC-Inポートがあり、必要に応じてシステムに接続するB-Boxに接続オプションを渡すためのEXT Outオプションも含まれている。
サイドグリップ
各ハンドルの上部にコールドシューマウントを装備し、コンパクトな撮影シーンでマイクなどのアクセサリーの装着を可能とする。同軽量グリップには、グリップの外側に 3/8"-16と1/4"-20の取り付けポイントがあり、追加の取り付けが可能。
Creative Solutionsのシネプロダクツ担当副社長グレッグ・スモクラー氏は、次のようにコメントしている。
スモクラー氏:私たちのエンジニアがすべてのコレクションに含まれる基本的な要素をデザインし始めると、新しい製品や異なるデザインの必要性が出てきました。その結果、Wooden Cameraの新しいデザインフィロソフィーに沿うような新機能や従来の製品の改良を取り入れたアクセサリーのフルラインが完成しました。