ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S」を2023年10月27日に発売する。
「NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S」はNIKKOR Z レンズの「S-Line」に属し、小型・軽量と高い光学性能を両立させた超望遠単焦点レンズ。全長を278mmに収めながら、クラス最軽量の約1390gを実現。レンズの重心位置を従来よりもボディ側に寄せた設計は、レンズの重みを感じにくいため、レンズのコントロールのしやすさ、安定性が必要なモータースポーツでの流し撮りや、野鳥などの動きの速い被写体の手持ち撮影にも最適としている。
PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズの採用により小型・軽量を実現しながらも、高い描写力を兼ね備え、遠くにいる野鳥の繊細な羽毛まで克明に表現可能としている。高い機動力を持つ超望遠単焦点レンズとして、こだわりの描写、画質を求めるハイアマチュアユーザーの撮影を強力にサポートするとしている。
(以下、プレスリリースより引用)
主な特長
- 全長約278mm、クラス最軽量の約1390gで、手持ち撮影が可能
- PFレンズやEDレンズの採用により色収差を大幅に抑制。さらにSRレンズにより、補正が難しい短波長の光を制御することで、高精度な色収差補正を実現
- ニコン独自の「ナノクリスタルコート」の採用で、ゴースト、フレアを効果的に低減
- テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」(2020年8月発売)、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」(2020年8月発売)装着時も、望遠領域を拡大しながらレンズのAF/VR性能を活かした高い解像感を実現
- 5.5段の高い手ブレ補正効果を発揮する「NORMAL」モードに加え、連続撮影時のファインダー像が安定し、動きの速い被写体を追いやすい「SPORT」モードを搭載
- シンクロVRに対応し、カメラボディーのボディー内手ブレ補正と合わせることにより補正効果が6.0段まで向上
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用し、高速で静粛なAF駆動を実現
- 高い防塵・防滴性能と、フッ素コート採用による高い防汚性能を発揮
- 4つの「レンズFn2ボタン」と1つの「レンズFnボタン」を搭載し、機能の割り当てのカスタマイズが可能
- ピント位置を登録し、設定したボタンを押すことで、登録したピント位置に瞬時に合わせることが可能な「メモリーリコール」機能を搭載
- 静音性に優れ、フォーカス時の画角変化(フォーカスブリージング)の抑制や露出の安定化など、動画撮影に配慮した設計