ゼンハイザージャパン株式会社は、2022年9月に発売開始したNEUMANNブランドの「Miniature Clip Mic System(以下、MCM)」に、アコースティック楽器で「MCM」を使用するためのセット「MCM 114 SET CELLO」および「MCM」のカプセルとグースネックを楽器本体に取り付けるためのクリップ「MC 2」をラインナップに追加し、楽器店・オンラインショップにて、2023年10月26日(木)より発売する。それぞれの商品価格は以下の通り。

  • MCM 114 SET CELLO:税込106,700円
  • MC 2:税込10,010円

「MCM 114 SET CELLO」には、「KK 14」、「MC 2」、グースネック、接続ケーブル、XLRアダプター、マウントシステム、ウィンドシールドが内容物として含まれ、専用ソフトケースに入れて販売する。

また、今回のラインナップに追加された「MC 2」および全ての内容物は個別に入手可能。

左:MCM 114 SET CELLO / 右:MC 2

「MCM」は、アコースティック楽器のクローズドマイキングに適した「KK 14」エレクトレット・コンデンサマイク・カプセルを中心に、専用のグースネックや汎用性の高い楽器クランプ、ケーブルや出力回路(アウトプット・ステージ)など、全26製品で構成されるプロフェッショナル向けマイクシステムの総称。

低ノイズ・高耐音圧を実現する「KK 14」エレクトレット・コンデンサーマイク・カプセル

「MCM 114 SET CELLO」に含まれる「MCM」のために新規設計された「KK 14」エレクトレット・コンデンサーマイク・カプセル(以下、「KK 14」)は、レイヤーベース設計を採用することで、かつてのエレクトレット方式の限界を克服した。

チタン製のコンパクトな筐体に収められたユニットは、しっかりとNeumannサウンドを継承。

加えて、他に類を見ない耐音圧153dB SPL、等価雑音レベル23dB-Aという低ノイズ性能を実現し、エレクトレット型ながらも、楽器や環境を選ばずにNeumannのマイクとして使用することが可能。

「KK 14」は、エレクトレットシステムが提供できる信号の忠実度と精度だけでなく、クローズドマイキングにおける豊かで自然な音の基準を再定義する。

「KK 14」は、全く新しい製造プロセスにより、感度や音色のばらつきといった従来の制限を克服している。

あらゆるSPLに対応し、ユーザーはもうマイクの公差に悩まされることはないという。

チタン製のこのカプセルは、1シーズンだけでなく、何十年にもわたって使用することができ、所有コストを大幅に削減することができる。

さらに、プロ仕様の多様なマウントオプションも用意されている。

楽器にあわせて最適かつクローズドなマイキングを実現

「MCM」に不可欠なのは、あらゆる楽器に簡単かつ確実にマイクを装着できる、豊富な種類のマイクマウントクリップ。

「MCM」のマイクマウントクリップは、最も繊細な楽器の表面にも優しく、素早く簡単に装着することができる。

また、ほとんどの楽器で片手だけで瞬時に装着可能。

これにより、サウンドチェックやマウントの労力を軽減することが可能となる。

製品の特長

  • Neumannエレクトレット技術を提供:小型マイクの近接設置によるサウンドの新たな評価基準
  • 153dB Max SPL:楽器の大音量と繊細な音量を1つのカプセルで対応
  • ほぼ全てのボディーパック型送信機に対応可(3.5mmジャック/MicroDot/Lemo/4ピン ミニ XLR)
  • ドイツにおいて手作業で組み立てられたマイクが音色の優れた一貫性を実現
  • 自在に回転可能なグースネックコネクタによりケーブルのねじれを回避
  • 楽器に優しく確実にマイクを設置できる楽器別マウントソリューションの充実したラインナップ
  • Neumannの美しいデザインとハンドリングのしやすさ