株式会社CGworksは、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社のCM制作において、大型LEDディスプレイを活用したバーチャルプロダクションを、株式会社Chapter 9監修のもと制作を担当した。CMは、10月2日よりテレビでオンエア中。

料亭と寿司屋の空間を3DCGで

ライオン社長が一人で悩むシーンから始まるM&Aキャピタルパートナーズ株式会社のCMシリーズ。

今回は料亭篇と寿司屋篇を企画し、これらをバーチャルプロダクションで行いたいとのことで、株式会社Chapter 9より依頼を受け、同社が得意とする高精細な内装を3DCGから制作。

事前準備として、絵コンテと空間の参考画像から制作。装飾品や唐獅子の襖絵も具体的に選定した。

CG制作画面(テーブル・イス等は仮置きし、本番では本物を配置)

その後は、Unreal Engineというゲームエンジンで空間の質感や装飾品のサイズ感や配置を調整し、LEDにて投影テスト。

リアルタイムレンダリングされた空間は、実際のロケに行ったような映像を作り出す「インカメラVFX」を株式会社Chapter 9の小林基己カメラマンの監修とともに完成させた。

今後の撮影につきものとなったバーチャルプロダクションは、3DCGやVRの技術が必要不可欠で、これからも大いに取り入れられるものになるという。

LED投影された背景のオンエア映像