DJI、「Osmo Pocket 3」発表メイン写真

DJIは、様々な用途で撮影を楽しめるポケットサイズのジンバルカメラOsmo Pocket 3を発売した。希望小売価格とラインナップは以下の通り。

  • DJI Osmo Pocket 3:税込74,800円
  • DJI Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ:96,800円
DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
同梱品:Osmo Pocket 3、PD規格対応ケーブル(Type-C – Type-C)、Osmo Pocket 3 保護カバー、DJI リストストラップ、Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)、DJI Mic 2トランスミッター(シャドーブラック)、DJI Mic 2 ウィンドスクリーン、DJI Mic 2 クリップ マグネット、Osmo Pocket 3 バッテリーハンドル、Osmo ミニ三脚、Osmo Pocket 3 キャリーバッグ

DJI シニアプロダクトラインマネージャーのPaul Pan氏は次のようにコメントしている。

Osmo Pocket 3は、ハンドヘルド撮影の常識を覆すことになるでしょう。今まで以上の精度と携帯性を併せ持ち、クリエイティブな撮影を可能にしてくれます。この素晴らしいカメラで、ユーザーの皆様が秀逸なストーリーや最高の瞬間を捉え、その映像を目にすることができる日を心待ちにしています。

コンパクト設計で印象的な映像を撮影可能

コンパクトかつ柔軟な使い方ができるOsmo Pocket 3は、1インチCMOSセンサーを搭載し、複雑な照度環境下でも、高画質を実現。4K/120fpsで撮影することができ、どんなシーンでも、細部まで鮮明に捉えることができるという。Osmo Pocket 3のナイトショットでは画質が最適化され、暗い場所でも、鮮明かつリアルな色合いで被写体を生き生きと捉えることを可能としている。

カメラは、スキントーンに合わせて露出を微調整し、どんな映像でも透明感ある健やかな顔色で撮影を可能としている。プロレベルの撮影を可能としており、10-bit D-Log Mと10-bit HLGのカラーモードに対応。10-bit D-Log Mを使用すると、10億種類以上の色を記録でき、細部まで繊細に捉えることが可能。

一方、10-bit HLG HDRはより広いダイナミックレンジで捉えるため、HDR対応機器で高品質のビジュアル体験を楽しむことができるとしている。

DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
1インチCMOSセンサー搭載
DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
Pocket 2にはジョイスティックのアタッチメントを付ける必要があったが、Pocket 3は標準で本体にジョイスティックが付いている

インテリジェント機能

Osmo Pocket 3には、様々なインテリジェント機能が搭載されている。回転式の2インチフルカラーOLEDタッチスクリーンを採用し、指先で簡単に操作可能。全画素高速フォーカスにより、被写体に素早くフォーカスし、シャープに捉えられるという。

また、製品展示モードに対応し、ライブ配信や製品紹介をスムーズに行える。3軸メカニカルスタビライズ機構を搭載し、ダイナミックなカメラワークでも移動しても、常に安定した映像を撮影できるという。

DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
縦横が切り替わる回転式の2インチディスプレイを搭載。縦位置の状態
DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
横位置の状態

ActiveTrack 6.0は、顔自動検出モードやダイナミックフレーミングなど、複数のフォローモードに対応し、映画レベルの映像を捉えることが可能。内蔵された3つのマイクは、風ノイズを低減し、全ての方向の音をステレオ録音で捉え、没入感あふれる音声を収録できる。

互換性のあるDJI Mic 2を使用すると、Vlog、インタビュー、ライブ配信などに最適な2人同時音声録音に対応する。美顔効果 2.0では、より一人一人に合った美しいショットを実現。自動軸ロックを採用し、収納時、ジンバルを保護してくれる。

Osmo Pocket 3は、16分で80%まで充電が可能。完全充電時は、4K/60fps動画を最大116分、1080p/24fps動画を最大166分撮影が可能で、満足行くまで思う存分撮影を可能としている。

DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
コンボパッケージにはDJI Mic 2トランスミッターを同梱
DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
コンボパッケージに同梱のマグネットでトランスミッターの固定が可能

様々な撮影モードで、無限に広がる創造性

様々な用途で使用できるOsmo Pocket 3は、高解像でのライブ配信に使用可能。オンラインミーティングや動画チャットなどでのウェブカメラとして使用したり、幅広いシナリオに対応。内蔵のタイムコード機能を使用し、異なるカメラで撮影した映像をシームレスに同期して、後編集での効率が向上し、プロレベルの編集でストーリー性溢れる作品を制作することができるという。

DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
ケーブル繋いでウェブカメラとしても使用できる

Osmo Pocket 3は、簡単な操作で利用できる、以下の様々な撮影モードや撮影機能に対応している。

  • スピンショット:片手操作で、180°回転するスムーズなカメラワークを実現
  • モーションラプス:日の出や脈々と動いている都市の交通など、時の流れを感じさせる、ユニークかつゴージャスな映像を捉える
  • デジタルズーム:最大4倍のデジタルズームで、どんな撮影でも被写体をより大きく映すことができる
  • パノラマ:壮大な景色やシーンを細部まで鮮明に捉える

編集作業が簡単になるLightCutアプリ

LightCutアプリは、Osmo Pocket 3に簡単に接続して、便利なワンタッチ編集機能を使用して、シンプルな操作で映像を制作可能。AIを駆使し、撮影した映像からハイライトシーンを自動で認識・選択し、4K動画を簡単に生成できる。効率よく編集することが可能。

また、このアプリには、幅広い種類の動画テンプレートが搭載され、Vlog、旅行、パーティー、家族行事、ペットとの時間、グルメ、日常など、様々なテーマのテンプレートから選ぶことができる。

LightCutを使えば、編集作業が簡単になり、撮影した映像を手軽に手の込んだコンテンツ作品として生まれ変わる。また、アプリ上で効率良く編集できるため、編集中に映像をダウンロードする必要はなく、使用のスマートフォンの容量を使わずに済むという。

DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
記録メディアはマイクロSDカードに対応

想像力を解き放つアクセサリー

Osmo Pocket 3では、クリエイティブな撮影をサポートするために設計された幅広い種類のアクセサリーを使用することを可能としている。

  • Osmo Pocket 3 ブラックミスト フィルター:ブラックミスト フィルターはマグネット設計を採用し、簡単に装着可能。ハイライト部のフレアを調整し、柔らかなスキントーンを実現し、ユニークで魅力的なルックを可能にする
  • Osmo Pocket 3 広角レンズ:広角レンズを取り付けるとFOVを108°まで拡張でき、より広い画角で撮影できる。マグネティック設計で、素早く簡単に着脱が可能。
  • Osmo ミニ三脚:携帯性抜群のミニ三脚は、1/4-20 ねじ穴がついているので、様々な用途に柔軟に使用できる。
  • Osmo Pocket 3 バッテリーハンドル:バッテリーハンドルは950mAhバッテリーを内蔵し、Pocket 3に接続すると、駆動時間を約62%延長することが可能。ホットスワップに対応し、搭載のUSB-Cポートで外部オーディオ機器や底部の1/4インチねじ穴を使い、三脚などのアクセサリーに接続することもできる。
  • DJI、「Osmo Pocket 3」発表説明写真
    バッテリーハンドルがあると持ちやすくなる
  • DJI Mic 2 トランスミッター:DJI Mic 2 トランスミッターは、クリアな音声を録音し、プロレベルの音質を実現。トランスミッター単体の駆動時間は6時間で、8GBの内部ストレージを搭載し、圧縮なしで最大14時間分の48 kHz 24-bit音声録音が可能。
  • Osmo Pocket 3 NDフィルターセット(磁気着脱式):この磁気着脱式のNDフィルターセットには、ND16、ND64、およびND256フィルターが含まれている。マグネティック設計なので着脱が簡単。
  • Osmo Pocket 3拡張アダプター:拡張アダプターはコールドシューやアクションカメラポートに取り付けることが可能。
  • Osmo Pocket 3 キャリーバッグ:クリエイターコンボ用に特別設計されたキャリーバッグは、使用デバイスやアクセサリーをまとめて収納できる。