ライカカメラ社は、高性能な大口径広角レンズ「ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.」を2023年11月発売する。販売価格は未定。
ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.は、さまざまな点を技術的に向上させることで最新の撮像素子技術にも対応するレンズとなった。これにより、現行のM型カメラはもちろん、今後登場するM型カメラでもその性能を存分に発揮するとしている。
また、最短撮影距離が従来の0.7mから0.4mに短縮された。この最短撮影距離と広角レンズの特性により、表現の可能性がさらに大きく広がる。撮影距離0.7mまでは、従来通りフィルムとデジタルのM型カメラ全機種で距離計に連動したピント合わせ(ファインダーを見ながらのピント合わせ)が可能。
0.7mまでフォーカスリングを回すと軽く抵抗が感じられ、そこから撮影距離0.4mまでは、ライブビュー対応のM型デジタルカメラでのみピント合わせが可能で、液晶モニターや外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス2」、ライカ専用アプリ「Leica FOTOS」でライブビュー映像を見ながらピントを合わせることができる。
ライカMレンズの特長であるコンパクトなサイズ感は、ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.でも実現。組み込み式のレンズフードはモダンなラウンドシェイプのデザインを採用、軽く回すだけで引き出しや収納ができる。
レンズ構成は6群9枚で、細部まで緻密にコントラスト豊かに描写。ピント合わせもスムーズかつ静かに行うことができる。