INFiLEDは、xR/VP市場に大きな飛躍をもたらすCBSF(Color&Brightness Shift Free)技術を発表した。
xR技術の市場拡大と技術開発は相互に依存しているため、技術を通じてxRに貢献するというINFiLEDのコミットメントは、バーチャルプロダクション産業の急速な発展をさらに促進することになる。CBSF技術により、INFiLEDはxR/VPにおけるカラー性能の新たなベンチマークとなるだろう。
チップ型LEDを5面搭載した革新的なM2チップを搭載したINFiLEDの新しいソリューションは、垂直・水平視野角における色ずれや輝度ムラなどの技術的制約により、正確な色再現を可能にするには不十分な従来のLEDチップを排除することを目的としているという。
CBSFの主な特徴
カラーシフトフリー
SMD RGBチップの一般的なレイアウトでは、広い角度から見ると青みがかった色や赤みがかった色になることがよくあるという。しかし、CBSFテクノロジーは、すべての画素間および隣接する画素間でRGBを調和させることでこの問題を解決し、160°の広い視野角で一貫した安定した色温度を実現。
CBSFテクノロジーは、色ずれのない表示を保証し、あらゆる条件下で鮮やかで正確な色を表示することを可能にする。
明るさの安定性
最適な視野角から外れると映像が暗く見えることがあるが、CBSF技術は撮影角度の違いによる明るさのばらつきを解消し、録画中に何度も明るさを調整する手間を大幅に軽減する。
水平・垂直160°の視野角範囲において、1.95M2は従来製品よりも安定した色の明るさを維持する。
高コントラストとアンチグレア
より優れたアンチグレア性能を実現するため、M2はLEDに特殊な表面処理を施しているという。これにより、LED表面の反射や着色が一定しないという懸念に効果的に対処し、より均一でソフトなディスプレイを実現しり。発光面の鏡面反射効果が大幅に低減され、バーチャル・プロダクション・アプリケーションに最適な視覚効果が得られるとしている。
ハンダ付けの安定性
LEDの耐久性と安定性を向上させるため、M2は従来の2倍のピン数を持つチップ型パッケージを採用している。8ピンを採用し、はんだ付け面積を2.5倍に拡大することで、剪断力を4倍に強化し、LEDの安定性を大幅に向上させ、外部からの化学汚染からLEDを保護する。
コールドLEDデザイン
CBSF技術が省エネ性能において大きなマイルストーンを達成したことは注目すべきである。コールドLED技術を導入することで、同等の輝度を維持しながら、従来製品に比べ消費電力を30%削減し、画面温度を大幅に下げるという成果が示された。