SAMYANGは、小型・軽量のシネオートフォーカスレンズ「V-AF」シリーズの新モデル「V-AF 100mm T2.3 FE」を2023年12月7日に正式発売した。V-AFシリーズは現在、焦点距離24mm、35mm、45mm、75mm、いずれも開放F値T1.9のレンズをラインナップしており、様々なシーンでの撮影に対応する多彩なラインナップを100mmまで拡充した。また、同社は来年前半に20mm T1.9レンズを発表する予定だという。
2022年に初めて発売されたV-AFシリーズレンズは、現代のシネマレンズの本質的な特徴をコンパクトなサイズと便利な機能で兼ね備えており、ソロのコンテンツクリエーターとプロの映画制作者の両方に対応している。
V-AF 100mm T2.3 FE
小型・軽量のV-AF 100mm T2.3 FEレンズは、歪みのない画像撮影を可能にし、印象的なポートレート写真や動画撮影に理想的なパースペクティブを提供し、T2.3の明るい開放F値による美しい背景ぼかしを実現する。最大8K解像度に対応する同レンズは、様々な焦点距離で一貫した色再現を実現し、後処理時間を短縮。シリーズの他のレンズよりわずかに長いにもかかわらず、280gのフォームファクターを維持し、ジンバル/ドローン環境でのレンズ交換時の利便性を確保する。さらに、T1.9(100mm T2.3)の明確な開放F値は、低照度条件下でのシャープな画像と浅い被写界深度を実現し、屋内や夜間の撮影に適している。
V-AF 100mm T2.3 FEレンズの発表は、V-AF専用アクセサリーであるアナモフィックアダプターとの互換性があり、プロフェッショナルなビデオ撮影体験を向上させるという点で意義があるという。アナモフィックアダプターに対応するV-AFシリーズのレンズのラインナップは、V-AF 35mm T1.9 FE、45mm T1.9 FE、75mm T1.9 FE。
主な特長
- 映画のような表現を可能にする、スムーズで正確なAF性能
- 広角から望遠まで最大8Kの解像度と安定した色再現性
- 明るいT1.9(100mm T2.3)の開放F値により、暗い場所でもシャープな描写と浅い被写界深度を実現
- 撮影者の負担を軽減し、ジンバル/ドリフトに最適化した一体型フォルムで280gの軽量化を実現
- ジンバル/ドローンでの使用に最適化
- レンズ前面と側面から撮影状況を簡単に確認できるタリーランプを搭載
- 新デザインのフォーカスリングにより、追加アクセサリーなしでフォローフォーカスを装着可能
- V-AF専用アクセサリーとの接続を可能にするフロント電子接点