231218_FormattHitech_top

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、写真および映画撮影の分野で定評ある先進的かつ高品位のフィルターメーカー「Formatt Hitech」製品の取り扱いを開始した。

Formatt Hitech社について

Formatt Hitech社は、30年の歴史とトップクラスの光テクノロジーを駆使した新製品開発能力を持つイギリスの光学フィルターメーカー。厳格に管理された製造ラインから安定した高品質のフィルターを製造し、ヨーロッパや米国における映画・TVドラマ等の撮影現場で信頼され、利用されているシネマ用フィルターの1つだ。

主な取り扱い品目は、グレード別に以下のとおり。

  • Glass(4mm厚)
  • Firecrest Ultra(4mm厚)
  • Firecrest Ultra Superslim(2mm厚)

それぞれにフィルタータイプおよび濃度、サイズ(4×4インチ/4×5.65インチ/5×5インチ/5.65×5.65インチ/6.6×6.6インチ)のバリエーションがあり、トータル363品目がラインアップされている。Firecrest Ultra Superslim(2mm厚)は4×5.65インチのみの展開。

231218_FormattHitech_01
231218_FormattHitech_02

主なフィルタータイプについて

  • クリアー:ハードな撮影環境においてレンズを保護する。使用しているSchott B270スーパーホワイト光学ガラスは、最新の高解像度カメラのレンズに匹敵する能力を持る
  • PL:光の表面反射、グレア、ホットスポットなどを除去。回転させることで、目的の効果を得ることができる
  • C-PL:ハーフミラーおよびローパスフィルターなどのカメラの機構との干渉を避ける目的で使用可能。主な機能はPLと同様
  • ND:幅広い光スペクトルに対応し、ニュートラルに透過光を減衰。たいへん汎用性の高い減光フィルターとなっているため、撮影バリエーションが広がる
  • IRND:紫外線から可視光、赤外線まで、すべての光スペクトルに対応。均等に光を吸収し、色かぶりを防止。そのため、染色された樹脂ではなくレアアースメタルコーティングを採用したSchott Superwiteガラスを用い、耐傷性を高めるためガラスの間にマルチコーティングを施している。優れたニュートラル性、耐久性、透明度、シャープネス、フラット性を有する(※Firecrest UltraおよびFirecrest Ultra SuperslimグレードのNDは、すべてIRND)
  • グラデーションND:フィルター中央からNDを施すことで、天と地の明るさバランスを取ることを目的として使用し、コントラストに影響を与えることなく露出を制御
  • グラデーションハードエッジND:グラデーションハードエッジNDは、明確で途切れることのない地平線を特徴とする写真に最適
  • グラデーションソフトエッジND:ソフトエッジは、ハードエッジと比較してクリアからND領域までのグラデーションがスムーズに移行
  • リバースグラデーションND:フィルター中央部はハードエッジと同様のグラデーション
  • 効果を備えているが、フィルターの上部に向かって濃度が減少。地平線付近で最も輝度が高くなる日の出や日没の撮影用に最適
  • ブラックスーパーミスト:フィルムルックなイメージづくりができる。自然な印象で解像度を弱め、コントラストを抑え、光を拡散させるソフト効果がある
  • クリアースーパーミスト:ブラックスーパーミストと同様に、自然な印象で柔らかさを演出できる。ブラックと比較すると、コントラスト・シャープネスがより低くなる
  • ソフトゴールド:映像に温かみあるトーンを加え、ヴィンテージ映画のような雰囲気づくりを可能にする。色温度が低い環境でも、コントラストを保ちながらスキントーンを引き立てる
  • ソフトシルバー:自然な印象で解像度を弱め、コントラストを抑える効果があります。また、寒色系の色調を強調し、冷たい雰囲気を作り出すことができる
  • ソフトホワイト:もっとも汎用性の高いディフュージョンフィルターで、自然な印象で解像度を弱め、コントラストを抑える効果がある
    231218_FormattHitech_03
ND 0.9のビフォー
※画像をクリックして拡大
    231218_FormattHitech_04
ND 0.9のアフター
※画像をクリックして拡大
    231218_FormattHitech_05.jpg
グラデーションND 1.2のビフォー
※画像をクリックして拡大
    231218_FormattHitech_06
グラデーションND 1.2のアフター
※画像をクリックして拡大