Blackmagic Designは、Blackmagic URSA Broadcast G2向けのBlackmagic Camera 8.5パブリックベータを公開した。同社サポートページより無償でダウンロード可能。
同アップデートでは、Blackmagic Cloudワークフローのサポートを追加。これにより、カメラの新しいメディアプールからBlackmagic Cloudにクリップをアップロードできるようになり、直接DaVinci Resolveプロジェクトへのアップロードも可能でになる。Blackmagic RAWまたはProResと共にプロキシを同時に収録できる機能が新たに追加されたため、ニュース編集室や編集スタジオにフッテージを数秒で手渡せるため、ワークフローが迅速化できるという。
さらに、SDI出力の遅延も改善。カメラのSDI出力がアクションを追うようにしたり、ライブイベントで巨大スクリーンなどにフィードを表示する際に、生で起きていることと表示の間の遅延が最小限になる。Blackmagic Camera 8.5パブリックベータは、SRT(Secure Reliable Transport)配信プロトコルのサポートも追加。これにより、遥かに低い遅延で、より安全性の高い暗号化された配信を行えるとしている。
また、Blackmagic URSA Studio ViewfinderおよびBlackmagic URSA Studio Viewfinder G2のタリーライトも改善され、個別収録の色がオレンジから黄色に変更。URSA Broadcast G2のカメラメニューでプレビューや個別収録のタリーを使用しない設定もできるようになった。
さらに、カメラをイーサネットでアップデートおよび管理できる機能、リモートカメラコントロール用のREST API、安全なログインおよびパスワード、ネットワークタイムプロトコル、Web Media Manager、ファイル転送プロトコル、タリーの色の選択設定、SMBファイル共有のサポートも追加した。