株式会社電通クリエーティブキューブは、次世代の撮影スタジオ「FACTORY ANZEN STUDIO」(横浜市鶴見区寛政町)を2024年1月25日にオープンした。
「FACTORY ANZEN STUDIO」の主な特徴
>統合制作対応スタジオ
FACTORY ANZEN STUDIOは、BLUE studio(176坪)、RED studio(154坪)の2面設計。同日の多量素材撮影を可能にするマルチユースな2箱仕様で、従来型の美術セット建込みのテレビCM撮影から、グリーンバック撮影、グラフィック・デジタルコンテンツ撮影まで、幅広い用途に対しフレキシブルに対応できる。
バーチャルプロダクションに対応
RED studioには最新の撮影手法である「バーチャルプロダクション(VP)」対応の高精細大型LEDディスプレイを常設している。今後このスタジオでVPを始めとした最新の撮影手法の開発をすすめ、技術発信の場としても活用していくとしている。またRED studioは、「studio PX ANZEN」としてメタバースプロダクションと連携していくという。
サステナビリティ志向
開業時から電力使用における温室効果ガス排出量ゼロを達成すると共に、今夏から太陽光発電システムの稼働を開始し、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献していくとしている。また、新ソリューションの「Carbon Calculator for Movie Production」スタジオとしては初めて対応。GHG削減を意識したワークフローを提案していく。
スタジオ全体でサーキュラーエコノミーを推進し、2025年にリサイクル率90%、将来的には100%達成を目指し、コンテンツ制作上の環境負荷の軽減を実現していくという。
FACTORY ANZEN STUDIOは上記の特徴と共に、「OUR CREATIVE FACTORY」をステートメントに掲げ、働く人にWell-beingな空間を提供することも実現するとしている。多面的に進化し続けるデジタルワークフローのR&D拠点として、顧客企業の高度なコミュニケーション活動に貢献できるよう努めていく方針だ。