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キヤノンは、映像制作向けレンズアクセサリー新製品およびスピードライトトランスミッターを2024年3月29日に発売する。以前、2024年3月下旬発売予定としていたもの。

パワーズームアダプターPZ-E2/パワーズームアダプターPZ-E2B

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高度なズーム制御で動画ユーザーをサポート

より本格的な動画撮影を実現する着脱式のパワーズームアダプター。RF24-105mm F2.8 L IS USM Zに装着することで手動では難しい動画撮影中のズーミングが高精度に行える。ズーム駆動には、放送やシネマレンズで実績のあるDCモーターを採用。すばやいズーム操作と、滑らかな低速ズームを両立している。

またUSB電源アダプター PD-E1(別売)に対応し、USB-C端子で給電しながら撮影が可能。これにより高速モードでの駆動に対応し、長時間撮影の際にも有効だという。

パワーズームアダプターPZ-E2

本体スイッチを手で操作してズーミングする方法のほか、カメラ側の操作(ボタンカスタマイズでズーム操作を割り当て)、さらにはEOS Utility/Camera Connectによるリモート操作など、撮影スタイルやシステム構成によってさまざまな方法が選べる。

パワーズームアダプターPZ-E2B

本体スイッチを手で操作してズーミングする方法のほか、20pin端子経由でのコントローラー操作、カメラ側の操作(ボタンカスタマイズでズーム操作を割り当て)、さらにはEOS Utility/Camera Connectによるリモート操作など、撮影スタイルやシステム構成によってさまざまな方法が選べる。

スピードライト トランスミッター ST-E3-RT(Ver.3)

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スピードライトトランスミッターST-E3-RT(Ver.2)からの変更点は、以下のとおり。

  • 選択ダイヤルの変更
  • 製品名称表示
  • リモートレリーズ端子の廃止

撮影を自由にする電波通信ワイヤレス機能

スピードライトEL-1と同じ電波通信ワイヤレス機能を搭載。レシーバーに設定したスピードライトEL-1を5グループ、15台までコントロールできる。光通信よりも通信距離が長い電波通信(約30m)で、きめ細やかな制御が可能。

スピードライトEL-1/EL-5に対応

  • 自然な光跡を写す電波通信ワイヤレス後幕シンクロ
  • 微小発光対応で繊細な光の表現が可能に ※EL-1は最小1/8192、EL-5は最小1/1024の設定が可能
  • マニュアルモードの設定をアシストするFEメモリー

優れた操作性と視認性

すべてのレシーバーの充電が完了すると、液晶パネルに〈ストロボ〉が表示されるため、見えない場所に配置したレシーバーの充電確認も容易。

スピードライト600EX II-RT、マクロツインライトMT-26 EX-RT等と同じ構造の「選択ダイヤルを採用し操作性を改善。また、カスタム機能(C.Fn)、パーソナル機能(P.Fn)設定時に製品名称が画面左上に表示されるようになった。

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レシーバーのさまざまな設定と、設定内容の保存が可能

レシーバー設定されたスピードライトEL-1に対して、電波通信ワイヤレスで以下の制御が可能。設定した内容は、いつでも呼び出せるように保存(1セットのみ)できる。

  • E-TTL II/E-TTLとマニュアル発光(1/1~1/128)、マルチ発光(1/1~1/128、1~500Hz)の切り替えと設定
  • 調光補正(±3段、1/3ステップ)とFEB(±3段、1/3ステップ)、ハイスピードシンクロ、FEロック、モデリング発光の設定
  • テスト発光ボタンによる、レシーバーのテスト発光やオートパワーオフ状態の解除

レシーバーからの制御

レシーバーからリモートレリーズ、モデリング発光、テスト発光が可能。

優れた防塵・防滴性能、通信の信頼性

EOS R3とスピードライトEL-1と同等の優れた防塵・防滴性能を実現。外装部品の合わせ面や表示パネル、可動部、操作部にはシーリングを施し、気密性を保持する。電池室のふたにはパッキンやゴム素材を使用。また、通信系統の複数確保に加え、ストロボ装着後のシューロック時に、端子を若干戻すことでゴミの挟み込みを回避(ダストワイプ機構)、通信の信頼性が大幅にアップした。