TILTA JAPANは、スマートフォンで映画を撮影したいクリエイターのための「汎用型スマホビデオリグケージ「TILTA Khronos」を2024年4月より同社公式ストアにて先行発売を行う。2024年4月14日から17日のNAB 2024でも、同機を展示する(ブース番号:C4725)。
Khronosはスマートフォン本体だけで映画制作する場合の課題を網羅的に解決し、従来のカメラ並みの映像表現を、コンパクトサイズのアクセサリで実現する。初心者からプロフェッショナルまで、多様なニーズに対応し、過熱による撮影停止、ぶれた映像、持ちにくさといった問題を一挙にクリアする製品としている。従来の大がかりな機材を使った映像制作とは比較にならないほど手軽に、高画質な作品制作ができるのを最大のメリットとしている。
開発の背景
MMD研究所の調査によれば、スマートフォンのカメラが写真撮影において圧倒的に利用されており、特に10代女性の間では96.8%にも上る利用率が報告されている。この傾向は、友人や家族、恋人との写真撮影、自然の風景、料理写真などのシーンで顕著であり、スマートフォンカメラにはさまざまな用途での需要があるという。
しかし、夜景や逆光など特定の撮影条件下では、スマートフォンカメラの性能に不満を持つユーザーが多く、特に、夜景の撮影や逆光での撮影、夜景バックの人物撮影などが、課題として挙げられている。
こうした課題に対応するため、スマートフォンカメラの性能向上や撮影の快適さを追求する声が高まっている。特に、ズーム機能や暗所撮影の性能強化が求められ、これらの機能が60%以上のユーザーから支持されている。
写真愛好家やビデオブロガー、ライブユーザーなど、幅広い層に利用されるスマートフォンカメラにおける課題解決と性能向上のニーズは、市場での競争を加速させているという。