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Zero Density社は、リアルタイムモーショングラフィックス制作向けプラットフォーム「Lino」をNAB Show 2024(ブースNo.SL2038)で発表する。

今回の発表は、リアルタイムプロダクションやプリプロダクション向けに独自のアプローチを提案する同社の、グラフィックス制作の革新的なエコシステムの一環。

Unreal Motion Designの高度な機能を搭載したLinoは、アセットの作成と統合を簡易化し、オペレーションの複雑さを低減する一方で、レンダリングと合成の品質を向上させるという。放送向けグラフィックスの可能性を最大化に引き出すソリューションだとしている。

Linoを使えば、すべてのプロダクション用アセットをUnrealで作成できる。このアセットは、ビデオウォール向けのコンテンツや、放送用グラフィックス、プリプロダクション用モーショングラフィックス、バーチャル用プロダクショングラフィックスとして使用可能。このアプローチは、レンダリングと合成の品質を向上させると同時に、制作コストの大幅な削減を実現する。

Zero DensityのCEO、Ofir Benovici氏は次のようにコメントしている。

Benovici氏:2016年、Zero Densityは放送分野に初めてゲームエンジンベースのレンダリング技術を導入し、業界に革命を起こしました。それから8年が経ち、私たちは再びグラフィックス制作向けのエコシステムを刷新します。さまざまなグラフィックス関連の作業やタスクを一つのプラットフォームで行える、理想の実現に向けて準備が整いました。

リアルタイムモーショングラフィックスや、LEDビデオウォール向けのコンテンツ、バーチャルプロダクション用グラフィックスなど、クリエイティブなワークフローはすべて、Reality Hubを介して操作できます。『一度創れば、どこでも使える』というコンセプトを基に可能性の限界への挑戦を楽しみにしています。

NAB Show 2024 出展情報

Linoは、NAB Show 2024のZero Densityブースにて先行展示される予定だ。ターンキーソリューションのLinoは、下記2つのライセンス形態が提供されている。

  • サブスクリプションモデル:Reality Hub コントロールインターフェイス、レンダリングハードウェア、サポートが付属
  • 永久ライセンス:Reality Hubコントロールインターフェイスとレンダリングハードウェアが付属、オプションでサポートも提供