Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Avenue One Productions」の場合

Blackmagic Designによると、Avenue One Productionsのオーナーであるニック・グールド氏が、2024年度のボストン・コーリング・ミュージック・フェスティバルにおいて、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kデジタルフィルムカメラを使用して複数の演奏シーンを撮影したという。

ハーバード・アスレチック・コンプレックスで開催されたボストン・コーリング・ミュージック・フェスティバルは、3日間にわたって4つのステージが設けられ、メーガン・ザ・スタリオン、ホージア、ザ・キラーズらが、最高のライブ演奏を披露した。

グールド氏は、ボストン・コーリングだけでなく、GLD FSTVLやボストン・ミュージック・アワードなど、その他の地元のライブ・ミュージック・プロダクションにも精通している。

グールド氏:Pocket Cinema Camera 6Kに加え、URSA Mini Pro 12Kも使用しました。大規模なフェスティバルでは、すべてのカメラで一貫性のあるイメージを撮影することが重要ですが、URSAとPocket 6Kの組み合わせでは、完璧にマッチした映像が得られました。

URSA Mini Pro 12Kでは8Kで撮影したので、ポスプロで、クロップや色深度の変更などに柔軟に対応できました。多くのクライアントは、私が12Kで撮影していると聞いて驚きます。これは私にとって大きなメリットであり、差別化要因でもあります。

さらに、ポスプロにおいて、Blackmagic RAWを使用することは、シームレスな試みです。2022年式のiMac、あるいや2015年式のMacBookのどちらでも、フッテージを滑らかに再生できます。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Avenue One Productions」の場合

グールド氏によると、このような差別化要因が、同氏の競争力を高めているという。

グールド氏:長年に渡って様々なメーカーのカメラを使用してきましたが、数年前にPocket Cinema Camera 6Kを使っているフリーランサーを初めて雇った時、その色深度と全体的なイメージにとても驚かされたんです。

多くの人たちがすでにPocket 6Kを使用していたので、Pocket Cameraではなく、URSA Mini Pro 12Kにアップグレードすることで差別化を図りました。URSA Mini Pro 12Kを使用することで、様々なプロジェクトで多くのチャンスを得られました。その後、Pocket 6Kも購入し、イベントでジンバルに取り付け使用したり、URSAを補完するためのBカメラとして使用しています。

Blackmagic Designのカメラは、高画質なだけでなく、他のカメラでは得られないフィルムライクなルックが得られます。他のクリエイターたちから、私のビデオと画質には特徴があると言われています。

特に今日のようなソーシャルメディアの世界では、コントラストが非常に高く、過度にデジタル化されたイメージを目にすることが多いですが、それらは私の好みではありません。私はTikTokに上げるとしても、フィルムのようなルックを好んでいます。

グールド氏は、企業からミュージシャンまで、全てのクライアントがソーシャルメディアをデリバラブルの一部として取り入れていることを例に出し、この仕事におけるソーシャルメディアの重要性を強調する。

グールド氏:最近は多くのクライアントから、縦長のコンテンツの要望を受けていますが、先日のUIアップデートにより、Pocket 6Kは縦長のコンテンツを撮影するのに最適なレイアウトに対応しました。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Avenue One Productions」の場合

Swooli、Mallcops、Zola Simoneなど、ボストンに拠点を置く様々なミュージシャンのクライアントを抱えていることから、Avenue One Productionsは、ミュージックビデオやコンサート、ツアー映像、地元の音楽フェスティバルに焦点を当てている。また、グールド氏は他にも、マサチューセッツ州ボストンのエリアで、企業やCM関連の仕事にフォーカスしており、ハーバード大学、ボストン小児病院、ダンキン、ニューバランスなどがクライアントとなっている。

幅広いクライアントを抱えているため、それぞれのプロジェクトで要望が大きく異なるが、グールド氏が動画制作を好きな理由はここにあるという。

グールド氏:毎日違ったチャレンジに直面しています。

例えば、教育に焦点を当てたプロジェクトは、インタビューやBロールのフッテージがベースになりますが、コンサートやミュージックビデオ、フェスティバルはクリエイティブを発揮するチャンスです。

私はフォトグラファーとして音楽スタジオに出入りすることから映像の世界に入り、やがて作品制作にかかる時間が長いことから、一層映像にのめり込んで行きました。写真は一枚、また一枚と撮影するものですが、映像は、最終的な作品が完成するまでが長く、私はそのクリエイティブな過程が好きなんです。

Blackmagicのカメラは私のクリエイティビティをサポートしてくれ、テクノロジーの面で優位に立つことができるので、ビジネスをさらに発展させ、最終的にはクリエイターとしての自分を高めるのに役立っています。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Avenue One Productions」の場合