富士フイルム、3Dモデルを効率的に生成する技術を「XR総合展」に参考出展メイン写真

富士フイルムは、高品質な3Dモデルを効率的に生成する技術を2024年7月3日から7月5日に東京ビッグサイトで開催される「XR総合展」に参考出展する。

本技術は、同社の高度な撮像・光学技術やAI画像処理技術を応用した高精細撮像技術と、富士フイルムビジネスイノベーションが複合機開発で培った高度な画像解析・色再現技術を応用したものであり、両者の光沢再現技術を融合し、共同開発で実現したという。

昨今、ゲームや映像コンテンツ制作を代表とするさまざまな分野で、フォトリアルで高品質な3Dモデルの需要が増加傾向にあり、これに応じて、現実に存在するものを撮影して3Dモデルを生成するフォトグラメトリなどの技術が活用され始めている。しかし、3Dモデルの品質を高めるためには、形状の修正や表面の反射・光沢に関する情報を手作業で作成する必要があり、多くの手間がかかる。また、フォトグラメトリなどで生成した3Dモデルは、データサイズが大きくなり、ゲームなどバーチャル空間内で扱いにくいという課題もある。

そこで両社は、対象物をさまざまな方向から撮影した高精細画像から、対象物表面の細かな模様や光沢情報を自動で取得し、3Dモデル上で模様や光沢などをより忠実に再現する技術を確立。この技術により、リアルな質感が伝わる3Dモデルをより効率的に生成することが可能となり、ゲームや映像作品、メタバース空間制作の省力化や、ECサイトにおいて掲載商品の魅力を正確に伝えられることによる購入率の向上や返品率の低減などへの貢献を目指すという。

さらに、3Dモデルの品質を維持しながらデータの軽量化を実現したことで、データ容量に制限のあるゲームや映像作品、メタバース空間の制作など、さまざまな用途で高品質な3Dモデルの活用を可能としている。

同社は、この技術をもとに、よりフォトリアルで高品質な3Dモデルを、短時間・軽量データで提供するソリューションの実現を目指すとともに、独自のイメージング技術を活用し、需要拡大の進む3Dコンテンツ制作・活用も含めたさまざまな画像・映像分野のニーズにこたえる幅広い製品・サービスを提供していくという。