株式会社コルグは、STB(セットトップ・ボックス)でDolby Atmosなどの立体音響フォーマットの再生に対応したアプリ「Live Extreme Experience」をリリースする。Apple TV: App Storeで順次配信予定。配信開始の際はLive Extreme公式HPで知らせる。
コルグが2020年9月に発表したインターネット動画配信システム「Live Extreme」は、専用アプリなしに、PCやスマートホンのウェブ・ブラウザで高音質再生できることが大きな特長だが、マルチチャンネルや立体音響再生時は、PCの設定が煩雑になるといった課題があったという。
無償でリリースされたSTB版「Live Extreme Experience」は、Apple TV 、Fire TV、Android TVでLive Extremeコンテンツを再生することができるネイティブ・アプリケーションだ。ロスレス/ハイレゾPCMコンテンツのほか、立体音響フォーマットのマルチスピーカー再生にも対応している。
アプリ内に表示されるLive Extremeデモ・コンテンツ、無料コンテンツの再生はもちろんのこと、シリアル・コードを入力することによって外部コンテンツを開くこともできるため、Live Extreme提携サービスが提供する有償コンテンツも再生できる。
配信中のコンテンツ(2024年8月現在)
- 「HAVANA1950 presents "Havana Hiroo Orchestra" ~A new musical expression~」 (PCM 48kHz/24bit, Dolby Atmos & Dolby Vision) ※有料配信(配信画面に表示される シリアル・コードが必要) 「藝大ミュージックアーカイブ」で公開中の作品(PCM および AURO-3D)
- 2021年11月11日にライブ配信された「Love Bass Expo 2021」より、各アーティストによる演奏パート(PCM 48kHz/24bit)
- Live Extreme公式デモ・コンテンツ
- KORG製品デモ
STB版「Live Extreme Experience」の主な特長
- Live Extreme形式のライブ/オンデマンド・コンテンツの再生
- 無料コンテンツの再生
- シリアル・コード入力による有償コンテンツの追加
- チャプター再生、レジューム再生に対応
- 豊富な対応音声コーデック
- ロスレス/ハイレゾ音声に対応(最大192kHz/24bit, 8ch)
- Dolby Atmos, AURO-3DのHDMIパススルーに対応
- MPEG-H 3D Audioのデコード(最大7.1ch)およびHDMIパススルーに対応
- Dolby Vision(ドルビービジョン)映像の再生に対応