静岡市の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」は2024年9月14日(土)、15日(日)の両日、佐津川愛美映画祭実行委員会と子ども向けの特別な映画制作ワークショップを共催する。
[映画編]魔法使いの見習い、募集。ー 映画づくりのプロに弟子入りしようー
今回のワークショップは、今年デビュー20周年を迎える静岡市出身の俳優、佐津川愛美さんの「映画づくりの楽しさや感動を知ってもらいたい」という想いと、匠宿が実施している子ども向けの弟子入り企画が合わさり、映画制作の一日現場体験企画が動き出したという。
本物の映画の撮影現場を見て、制作に触れ、実際に参加することで映画という世界に興味を持ってもらい、子どもたちの可能性を広げることやたくさんの"面白い非日常的"な経験をプレゼントすることが今回の企画の目的だとしている。
今回募集するのは各回、以下の6部門16名(2日間で64名)。
- 演出部3名
- 撮影部3名
- 照明部3名
- 録音部3名
- メイク部2名
- 俳優部2名
実際の現場で活躍している各部門のプロが講師となり、子どもたちはそのプロから仕事を教わりながら映画を制作する。
制作した短編映画は、10月27日(日)に静岡市七間町の静岡東宝会館にて開催される佐津川愛美映画祭で公開予定。
コラボのきっかけ
駿府の工房 匠宿と佐津川愛美さんがコラボするきっかけは、昨年撮影・上映されたショートフィルム「魔法使いの見習い」だという。匠宿を舞台に家族の絆を描いた物語で、佐津川愛美さんも母親役で出演した。
そしてその映画をきっかけに、匠宿の工芸職人に弟子入りする企画「魔法使いの見習い、募集。」が始まった。子どもが丸一日工芸職人に弟子入りし仕事や技を体験するというもので、1人の職人さんにつき3名という少人数制で、今回の企画のベースとなっている。
今回のプロジェクトへの想い
プロデュース:佐津川愛美
今回、生まれ育った静岡で、お子さんたちに映画づくりの現場に触れてもらう機会をつくりたいという思いから、「映画の現場体験」を企画致しました。各部署のプロをお招きして、みんなで一丸となって作品を完成させます。
映画はチームでつくるものです。お互いの仕事をリスペクトしつつ、より良い作品になるよう、自分のやりたいことやアイディアも発揮する。
そんな環境に触れてもらうことで「みんなでつくる」ということを楽しんでもらえるような時間をプレゼントしたいという思いで進めております。
体験した撮影シーンを含めて短編映画にすることで、自分が関わった作品として、自分の仕事が世に残る喜びも感じてもらいたいと考えております。映画を観るものとしてもつくる側としても、色んな角度から興味を持つきっかけに繋がってくれたらと願っています。
佐津川愛美|プロフィール
1988年生まれ。静岡県出身。14歳でスカウトされ「蝉しぐれ」(黒土三男監督)で 映画デビュー。主な出演作に映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「ヒメアノ〜ル」「ユリゴコロ」「毒娘」、ドラマ「最後から二番目の恋」「おっさんずラブ-in the sky-」、NHK 連続テレビ小説「ちむどんどん」等。2024年はデビュー20周年にあたり、「佐津川愛美映画祭」が東京、高崎、名古屋、静岡にて開催。
監督紹介:比嘉一志 Kazuhi Higa
地元・愛知県豊田市で大学時代まで過ごし、そのまま地元の企業に就職し自動車関係のエンジニアとして勤務。就職し8年目に「人生一回、やりたいことをやろう」と思い立ち「映画監督」を目指すために状況を決意。30歳にして東京にある映画の専門学校に入学、卒業後は映画監督を志し、映画「星めぐりの町」「轢き逃げ」「グッドバイ」「太陽とボレロ」、日テレドラマ「偽装不倫」、テレ朝ドラマ「にじいろカルテ」などの助監督として参加。監督としても、自主映画やミュージックビデオなどを撮影している。
近年では子どもたちに映画の魅力を伝えるワークショップや、学校とコラボレーション授業として映画を取り入れており、全国の子どもたちに映画の現場の楽しさとわくわくを発信し続けている。
ワークショップ概要
開催日時 | 9月14日(土)、15日(日) 午前の部10:00~13:00 午後の部14:00~17:00 |
場所 | 9月14日:駿府の工房 匠宿 9月15日:静岡市役所 |
定員 | 各回16名(2日間合計64名) |
対象年齢 | [9月14日] 午前の部:小1〜小3(保護者1名) ※俳優部のみ小4〜小6 午後の部:小4~小6(保護者同伴を推奨) ※俳優部のみ小1〜小3(保護者1名) [9月15日] 午前の部:中学生 午後の部:高校生 |
参加料金 | 3,300円 |
応募方法 | 匠宿公式LINEより配信されている応募フォームから申し込む。 |
プロデュース | 佐津川愛美 |
企画・制作 | 株式会社創造舎・株式会社サンタはじめます |
協力 | 静岡市 広報課 |