Tiffenは、一体型3軸Voltスタビライザーを搭載した初のプロ用ボディ装着型スタビライザー「Steadicam Axis」を発表した。ミッドウエイトのカメラに対応し、ロール、ティルト、パンにSteadicam Voltテクノロジーを提供する唯一の完全なシステムだという。

Steadicam Axisは、従来のスレッド、アーム、ベストを備えたアカデミー賞受賞のステディカムをベースに、Volt電子アシストスタビライジングテクノロジーを搭載。ステージに設置されたコントロールボックスが電子アシストVoltジンバルに電力を供給し、オペレーターにソリの触覚的なハンズオンコントロールを提供しながら、フレーミングのより繊細なコントロールを容易にする。上部の3つのノブは、ロール、ティルト、そして初めてのパンを調整。また、4つ目のノブでダンピングの強弱を調整することが可能。

オペレーターのタイソン・ギャランド氏がSteadicam Axisで撮影

最大9kgの可搬重量を持つSteadicam Axisは、オペレーターがカメラから切り離されたと感じることなく、ショットのフレーミングを直接コントロールできるように設計されている。オペレーターは、従来の電子ジンバルシステムよりもセットアップ時間が短縮され、可動範囲が広がり、習得が簡単なため、高品質なカメラ動作を実現できるという。

また、パン軸のアブソリュートエンコーディングにより、起動時にスレッドを再調整する必要がないため、時間の節約にも繋がる。

オペレーターのテイラー・ジョンソン氏とSteadicam Axis
ニール・ブライアントSOCがSteadicam Axisをデモ