Leitzは、Leitz HUGOレンズファミリーへの3つのHUGO IIレンズ(66mm T2.1、75mm T2.1、90mm T2.1)の追加を発表した。
絞りが遅いことからその名が付けられた、HUGO IIレンズは、75mmと90mmでサイズの利点とわずかに異なる外観を提供し、66mmでは50mmと75mmの間のギャップを埋める新しいオプションを導入した。
Leitz HUGO 66mm T2.1レンズは、伝説的なライカのレンズ設計者であるウォルター・マンドラー氏が、冷戦時代にアメリカ海軍のために製作した伝説の「スパイレンズ」がベースとなっている。超高解像度のイメージングのために作られ、一般に販売されることはなかったため、200本以下しか生産されなかったと推定されているという。Leitz HUGO 66mm T2.1は、マンドラー氏のオリジナルデザインにわずかな変更を加えた形でシリーズに加わった。当時としては非常にシャープであると考えられていたというが、画像は現代のHUGOレンズの特徴と驚くほど一致しているという。
Leitz HUGO 75mm T2.1と90mm T2.1はライカズミクロン-Mレンズから派生した。T1.5レンズより1段遅いため、大幅に短く軽量化され、T1.5の残りの50mmより広いレンズとほぼ同じサイズとなっている。これらのレンズ用のハウジング設計により、Leitz M 0.8レンズのフルセットを、より長い焦点距離を犠牲にすることなくHUGOに変換することが可能となった。
HUGO IIシリーズの追加により、Leitz HUGOレンズファミリーは、18mmから135mmまでの13焦点距離の構成となった。レンズはLPLまたはLマウントで使用可能。