Magewellは、最大4K解像度60fpsのビデオソースをキャプチャする新しいモデル「USB Capture HDMI 4K Pro」を発表し、定評のある製品ラインをさらに拡大した。USB Capture HDMI 4K Proは、2024年9月13日~16日までオランダ・アムステルダムで開催されるIBC2024のMagewell展示スタンド(スタンド番号:7.A44)で、他のMagewellソリューションと共に展示される。

USB Capture HDMI 4K Proは、ノートPCを含むコンピュータがUSBインターフェイスを介してAV信号をキャプチャすることを可能にし、追加の電源は不要。また、既存のUSB Capture HDMI 4K Plusモデルで以前からのクライアントから好評だという機能はそのままに、互換性のあるホストシステムで20GbpsのUSB転送性能を活用し、より高いフレームレートと解像度で4Kビデオのキャプチャを実現。

USB Capture HDMI 4K Proは、20Gbps USB 3.2 Gen2×2インターフェイスを搭載したホストPCとの組み合わせで、最大4096×2160(3840×2160 Ultra HDを含む)、60fps、4:4:4クロマ対応のHDMI入力をキャプチャ可能。同デバイスは、従来のUSB 3.2、USB 3.1、USB 3.0インターフェイスとも互換性があり、より小さいサイズのビデオ信号(5Gbps USBで30fps 4:2:0の1080p60または4K、10Gbps USBで60fps 4:2:0の4Kなど)もキャプチャできる。

USB Capture HDMI 4K Proは、Windows、Mac、Linux、Chrome OSに対応し、ドライバ不要の設定と入力信号フォーマットの自動検出によるプラグアンドプレイ操作を特徴とする。UVC仕様による広範なソフトウェア互換性に加え、サードパーティの開発者向けにSDKが用意されており、10ビットのHDR(ハイダイナミックレンジ)信号をキャプチャする新機能などソフトウェアで活用可能。

USB Capture HDMI 4K Proの設定を手動で微調整したいユーザーは、MagewellのUSB Capture Utilityソフトウェアを使用すると、キャプチャパラメータの設定、デバイスのファームウェアのアップグレード、詳細なステータス情報の表示や確認などを行うことができる。最新バージョンのユーティリティは、USB Capture Familyの旧モデルもサポートしており、他のUSBオーディオやハードウェアと一緒に使用する場合に便利なデバイスのオーディオ機能のオン・オフの切り替えや、サードパーティ製ソフトウェアに表示されるデバイス名のカスタマイズ機能が追加されている。

Magewellのエンジニアリング担当副社長であるジェームズ・リュー氏は、次のようにコメントしている。

リュー氏:当社のUSBキャプチャデバイスが、お客様のソフトウェア中心のAVソリューションにおいて果たしてきた役割を誇りに思っており、USB Capture HDMI 4K Pro でポートフォリオをさらに拡げることを大変嬉しく思います。

USB Capture familyの持ち運び易さとプラグアンドプレイの利便性を、4K/60pfビデオキャプチャーのサポートと組み合わせることで、ライブプロダクションや没入型のプレゼンテーションなどにおける新たな活用事例を切り開くことができます。