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2024年12月3日(火)~6日(金)に東京国際フォーラムで開催される、コンピュータ科学分野の国際学会(ACM)の分科会「SIGGRAPH Asia 2024」運営事務局は、今年の基調講演者が、イッセイミヤケ、エイポック エイブル デザイナー、デザイン・ディレクターの宮前弘之氏、ソニーグループ執行役専務兼CTOの北野弘之氏、アカデミー賞にノミネートされた経験を持つ映画プロデューサーのジンコ・ゴトウ氏に決定したと発表した。各氏の講演日時並びにタイトルは確定次第、公式サイトで発表するとしている。

SIGGRAPH Asia 2024は、3年ぶりに東京で開催されるもので、業界を代表するクリエイター、エンジニア、学識経験者によるセッション・機器展示が行われる。

現在、オンライン来場登録を専用サイト(日本語/英語)で受け付けている。

登壇者について

宮前義之氏

宮前氏は、2001年に三宅デザイン事務所に入社し、三宅一生と藤原大が率いるA-POCの初期メンバーとして活動。2011年から2019年までISSEY MIYAKEのデザイナーを務め、2020年秋にはTADANORI YOKOO ISSEY MIYAKEを立ち上げた。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEでは、専門家チームを率いて研究開発に取り組んでいる。

北野宏明氏

北野氏は、ソニーグループの執行役専務兼最高技術責任者(CTO)であり、AI分野の世界的リーダー。AI、ロボティクス、システム生物学における革新的な業績を誇り、これらの分野での先駆者として、半導体からエンターテインメントに至るまで、多岐にわたる分野でのイノベーションに影響を与えてきた。

北野氏は、世界的なAI倫理と安全性に関する重要なアドバイザリー役を務め、その影響力のある貢献により、「コンピュータと思想賞」や「ネイチャー科学の創造的指導者賞」など、数々の栄誉を受けている。

ジンコ・ゴトウ氏

ゴトウ氏は、アカデミー賞にノミネートされ、BAFTA賞を受賞したプロデューサーで、アニメーション業界において革新をもたらす存在として知られている。多様なクリエイティブな才能を育成し、新しい技術の開拓に情熱を注いでいる。「Klaus」、「レゴ ムービー2」、「ファインディング・ニモ」などの象徴的な映画に携わり、世界中でアニメーションの未来を形作ってきた。女性や少数派の支援者としても活躍しており、Women in Animationの副会長を務め、複数の業界の権威ある団体でも指導的役割を果たしている。