グラスバレー株式会社は、放送局、ライブイベント、企業向け制作のために設計された、4K/HD対応オールインワンレコーダー「T3シリーズ」を正式に発表した。
同新製品は、T2 4Kシリーズの上位モデルとして開発され、日本国内では2024年9月より販売を開始した。T3シリーズは、従来モデルに比べて20%の小型化を実現しながら、大幅な性能向上を実現し、12G-SDI、M.2 NVMe SSDストレージ、2.5GbEネットワーク、USB 3.2などのインターフェースを搭載。様々な制作環境にシームレスに統合できるように設計されているとしている。
T3シリーズは、スタンドアロンでの運用が可能で、放送局、ライブイベントや企業向け制作における幅広いニーズに応えるという。4Kでは最大2チャンネル、HDでは最大3チャンネルの収録・再生が可能で、Grass Valley HQX、Apple ProRes、Avid DNxHR/HD、Sony XAVC/XDCAMを含む多様なフォーマットに対応。これにより、制作環境やプロジェクトの要件に応じた柔軟で効率的な制作・運用を実現するとしている。
グラスバレー株式会社のVice President兼General Managerの竹内克志は、次のようにコメントしている。
T3シリーズは、4KおよびHD制作環境における様々なニーズに応えるため、多様性、信頼性、使いやすさを追求して開発されました。直感的な操作性と幅広いフォーマット対応により、ライブイベントや企業向け制作において新たな基準を確立します。
同社は、11月13日(水)~15日(金)に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2024」にてT3シリーズの実機展示およびデモンストレーションを実施(ブースNo.7309)。日本の放送局、ライブイベントや企業向け制作に最適なソリューションとして、T3シリーズの柔軟性と操作性を直接体験できるとしている。また、T3シリーズは日本での発売に続き、2024年12月からグローバル市場でも展開予定だ。