
株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology(Venus Optics)社のレンズブランド「LAOWA」のアナモフィックレンズ「Nanomorph」シリーズとして、マイクロフォーサーズフォーマット用レンズ「LAOWA Nanomorph 20mm T2.2 1.5x Cine MFT(Flare color:AMB/BL/SV)」を2024年11月8日に発売する。ラインナップと価格は以下の通り。
- LAOWA Nanomorph 20mmT2.2 1.5x Cine MFT(Flare color:AMB)
- LAOWA Nanomorph 20mm T2.2 1.5x Cine MFT(Flare color:BL)
- LAOWA Nanomorph 20mm T2.2 1.5x Cine MFT(Flare color:SV)
マウント:MFT(マイクロフォーサーズ)
希望小売価格:オープン価格
予想市場価格:税込220,000円前後
※予想市場価格はあくまで同社が予想する価格であり、実際の販売価格とは異なる

同製品は非常にコンパクトかつ軽量に設計されており、アナモフィック特性を損なうことなく携帯性を実現。ドローンでの使用にも最適で、広角の空撮映像を映画のようなルックで撮影可能だとしている。
撮影距離にかかわらず、常に1.5倍のスクイーズ比を実現。撮影条件にかかわらず一貫したアナモフィックルックを維持し、同時にアナモフィック・ムンプス(歪みにより顔が膨れたように映る現象)の発生を防ぐ。

同レンズはT2.2で、Nanomorphシリーズの中で最も大口径。被写界深度のコントロールが自由になり、より正確な被写体の分離が可能だとしている。また、低照度環境でも威力を発揮する。
最短撮影距離は43cmで、クローズアップ撮影が可能。奥行きを強調するなど、多様なフレーミングが可能だ。
他のNanomorphレンズと同様、アンバー(AMB)、ブルー(BL)、シルバー(SV)、のフレアカラーオプションを選択できる。シルバーフレアオプションでは、光源の色によってフレアの色を調整可能だ。
マウントはMFTとなり、マウントを交換することはできない。同製品は他のNanomorphシリーズのレンズとは異なり、MFT(マイクロフォーサーズ)またはそれより小さいフォーマットのセンサーのカメラにのみ適合する。スーパー35フォーマットはカバーしていない。
主な仕様
焦点距離:20mm
絞り範囲:T2.2-T16
画角:65.9°(水平)/36°(垂直)
イメージサークル:17.3mm×13mm
スクイーズ比:1.5倍
フォーマット:MFT
レンズ構成:13群15枚
絞り羽根枚数:13枚
フォーカス回転角:271.5°
絞りリング回転角:73.7°
最短撮影距離:43cm
前部外径:φ58mm
フィルター径:φ55mm
サイズ:φ60mm×85mm
質量:304g
マウント:MFT
